内容説明
閉じ込められていたのは誰か?なぜ?どのように?そしてどうなったか?パンテオン入りしたデュマの中編小説、初邦訳。
著者等紹介
小川節子[オガワセツコ]
1953年東京女子大学短期大学部数理科卒業。1955年東京理科大学数学科卒業。1955年~58年東京理科大学数学科助手。1962年~63年東京都立京橋商業高等学校数学教諭。1969年関西日仏学館初級フランス語通信講座卒業。1971年東京日仏学院中級フランス語通信講座卒業。1978年以降自由が丘ランゲージスクールにてフランス語講座受講中。1980年~83年宮田川口特許事務所勤務。1983年以降、フリーで科学文献の英文和訳と仏文和訳
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感想・レビュー
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きりぱい
7
美しい婦人を庇うように、つれなくも立ち去った友人アルフレッドに再会し、驚くべき告白を聞かされる「私」。深夜、修道院の廃墟で彼が目撃したものはなんだったのか。その体験をなぜ今まで固く秘めていたのか。オラース伯爵に引けをとることなく対面するアルフレッドが魅せ、いざ事に望んではオラースでさえ礼儀正しく、繊細なロマンスの味わいなのに、騎士道精神もみなぎっていて、デュマらしくないようでやっぱりデュマらしくもある作品。2012/02/27
鐵太郎
3
これ、いわゆるロマンス小説でしょうか? ハーレクインとか、そういう本を読んだことがないのにこんな事を言うのは変ですが、ああいう系統な気がします。とはいえ、さすがは大デュマ。見事な語り口。面白い歴史絵巻でした。2007/11/18
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