内容説明
知られざる宣言の歴史。世界人権宣言―引く人は多く、研究は少ない。起草の歴史を検証して、その哲学を探る。
目次
第1部 世界人権宣言の起草過程―宣言の哲学に関する歴史的考察(世界人権宣言の起草過程;世界人権宣言における人権の二分法の問題;世界人権宣言の起草過程における人権の正当化根拠の問題)
第2部 補論・世界人権宣言の起草過程における「少数者の権利」条項削除の問題(世界人権宣言における「少数者の権利」条項の削除過程;「少数者の権利」条項の削除過程に内包された理論的問題)
著者等紹介
寿台順誠[ジュダイジュンセイ]
1957年真宗大谷派・正雲寺(名古屋市)に生まれる。’81年早稲田大学第一文学部(ドイツ文学科)卒業後、僧侶としての仕事をしながら、同朋大学文学部仏教学科に学ぶ。’84年同大学卒業後、靖国問題・部落差別問題等に関する仏教者としての社会的諸活動を経て、’90~93年参議院議員翫正敏(当時)の公設第一秘書を務め、PKO(自衛隊海外派遣)問題・戦後補償問題を中心にして各種の運動に関わる。秘書辞任後、法学研究を志し、’94年横浜国立大学大学院国際経済法学研究科修士課程(国際関係法)に入学、’97年同大学院修了。’98年一橋大学大学院法学研究科博士課程(憲法)に入学、現在、“アンベードカルの憲法思想”の研究に取り組んでいる。他方、’99年から浄土真宗本願寺派・光西寺(立川市)に勤務、2000年真宗大谷派から浄土真宗本願寺派に転派、“社会に開かれた寺院作り”“日本におけるネオ・ブディズムの構築”をめざして、僧侶としての諸活動を展開している
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