内容説明
本書では美術教育学の学的体系に沿ったものでなく、そこから脱線したり、本線に戻ったりしながら、現代教育一般に有効で重要な問題点の数々をとり上げている。著者の41年間の教育の理論と実践を具体的実例及び仮想例を混じえて語っている。そして、美術家としての自作木工レリーフ作品を掲載。また、本書はエッセイの類であるが、学術図書のスタイルに即して概要を作成し、その文の英文を併載した。
目次
概要
感性的と性格付けられる美術教育の知性的側面
美術教育と利き手
美術教育は君と僕の結果が違う事を無上の喜びとする
美術教育は基本的マナーの貯水湖
過保護の結末
幼児は狭い所が好き
幼児期に母の胸に抱かれたか
蛇族との禅問答
多くの子供は本来語彙が貧弱で訥弁〔ほか〕