内容説明
松下幸之助はいかにして経営の神様と呼ばれるようになったのか。「松下幸之助を神様にした男たち」をキーワードに、昭和という時代を描きながら、いまなお増殖し続ける松下幸之助神話とその呪縛をひもとく。リーダー不在の今日、読むべき一冊。
目次
山下俊彦社長就任劇の謎
幸之助の前線復帰―熱海会談
コンピュータ撤退
同族経営の時代
番頭体制の時代
二人の大番頭―丹羽正治と高橋荒太郎
最大の危機―PHP運動の開始
戒律なき宗教
批判される商法―消費者運動の波
パナファコム―富士通との提携
山下俊彦の九年間
神話は呪縛する
松下正治の十六年間
もうひとつの「山下社長就任劇」
「神様」とは何だったか
著者等紹介
立石泰則[タテイシヤスノリ]
1950年、福岡県北九州市生まれ。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。経済誌編集者や週刊誌記者を経てフリーに。1992年に『覇者の誤算―日米コンピュータ戦争の40年』(日本経済新聞社)で講談社ノンフィクション賞を受賞。2000年に『魔術師―三原脩と西鉄ライオンズ』(文藝春秋)でミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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