「いのち」と「平和」の演劇を創る―学習発表会・文化祭を大成功に導く10の鉄則・67のコツ/脚本集

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「いのち」と「平和」の演劇を創る―学習発表会・文化祭を大成功に導く10の鉄則・67のコツ/脚本集

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  • サイズ B5判/ページ数 188p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784822818968
  • NDC分類 374.4
  • Cコード C0037

内容説明

今年こそ発表会・文化祭を大成功させる!!演劇を成功させる10の鉄則と67のコツを徹底解説。「いのち」と「平和」について考える脚本8作品所収!

目次

第1部 心がふるえる演劇を創ろう(演劇教育を行う意義)(子どもたちとともに演劇を創るってすばらしい;特別支援を必要とする児童とともに;肢体不自由の児童を中心に据える ほか)
第2部 演劇を成功させる10の鉄則と67のコツ((テーマについて)「いのち」「平和」「人権」などのテーマをもった劇をする―ドタバタ劇からは感動は生まれない
(脚本について)学級に最適な脚本ができあがるまで、修正の手間を惜しまない―ひとつひとつの台詞を何度も吟味する
(脚本の読み合わせについて)全ての台詞を全員が覚えるまでしっかり読ませる―心情を読み取る力と表現力をきたえる ほか)
第3部 「いのち」と「平和」について考える脚本8作品(『おじいさんの時計―ありがとう共和国とこのやろう王国の物語』(小学校低学年向け)
『バロルのなみだ』(小学校低・中学年以上向け)
『シムクガマの奇跡』(小学校中・高学年、中学生以上向け) ほか)

著者等紹介

吾郷修司[アゴウシュウジ]
1967年1月生まれ。岡山大学教育学部を卒業後、岡山県北で中学校・小学校に勤務。真庭市立湯原小学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

演劇教育の意義から、題材選び、本番に至るまで、演劇を成功させる鉄則を解説。学級の実情に合わせた脚本作りのポイントも紹介する。 学習発表会や文化祭での演劇が、子どもの成長を促す──演劇教育の意義から、題材選び、本番中の細部に至るまで、演劇を成功させる「10の鉄則」と「67のコツ」を解説。また「いのち」と「平和」について考える脚本8作品を収録。学級の実情に合わせた脚本作りのポイントも紹介する。

はじめに



第1部 心がふるえる演劇を創ろう(演劇教育を行う意義)

 子どもたちとともに演劇を創るってすばらしい

  ? 作品がもつテーマについて考えを深める

  ? 表現力を総合的に学ぶ

  ? 自分の殻を破る

  ? 集団としての成功体験をつむ

 特別支援を必要とする児童とともに

 肢体不自由の児童を中心に据える

 不登校などの児童・生徒も「何か」で参加する

 事前の準備と練習日程モデル

 事前の準備

 練習開始後



第2部 演劇を成功させる10の鉄則と67のコツ

 鉄則1(テーマについて)「いのち」「平和」「人権」などのテーマをもった劇をする

   ──ドタバタ劇からは感動は生まれない

  ? 学習発表会・文化祭では、劇をすることを4月から公言しておく

    ──最高の思い出になる、□□学校史上最高の劇をしよう!

  ? ぶれない姿勢で「いのち」、「平和」、「人権」などのテーマを提案する

    ──おちゃらけた劇はしないよ。心にしみる劇をしよう!

  ? 希望のわく展開の脚本を用意する

    ──やっぱり、人間ってすばらしいね!

  ? いのち・平和・人権の教育の延長に発表会・文化祭を位置づける

    ──まずはやってみることが大切



 鉄則2(脚本について)学級に最適な脚本ができあがるまで、修正の手間を惜しまない

   ──ひとつひとつの台詞を何度も吟味する

  ? 上演時間、人数、男女比、方言等をふまえて脚本を修正する

    ──学級の全員が活躍できるように台詞を振り分けよう

  ? 台本は編集しやすい横書きで書く

    ──本書を上手に使ってください

  ? 子どもに言わせてみて手直しする手間を惜しまない

    ──こんな台詞を加えたいと思ったら提案して!

  ? 紙ファイルを用意して台本を大切にさせる

    ──劇が終わるまで台本を大切にしてしっかり読もう!



 鉄則3(脚本の読み合わせについて)全ての台詞を全員が覚えるまでしっかり読ませる

   ──心情を読み取る力と表現力をきたえる

  ? 最初の1週間は役を決めずに繰り返し読む

    ──読んで読んで読みまくろう!

  ? 物語の基本的な流れを確認する

    ──その後、主人公はどうなったの?

  ? 場面ごとに何を感じるかを尋ねる

    ──今の場面、どう思った?

  ? 登場人物全員の気持ちを台詞ごとに確認する

    ──この台詞を言った登場人物や周りの人はどんな気持ち?

  ? 自分なりの台詞の言い回しをやらせてみる

    ──まずは、自分が思ったとおりに言ってみよう!

  ※尋ねられたら、すぐに何かを答える習慣を身につけさせておこう

    

 鉄則4(配役について)全ての子どもにチャンスを与える

   ──「全員が主役」という気持ちを共有する

  ?「主役」「脇役」の概念を捨てさせる

    ──全員が主役です!

  ? すぐに配役を決定しない。練習しながら「はまり役」を見つけていく

    ──□□君はこの役にぴったりだなあ!

  ? 自分がどの役に合っているか、どの役が誰に合っているかを考えさせる

    ──みんなで劇を成功させるために、みんなで配役を考えよう!

  ? やる気を重視するが、やる気だけでは決めない

    ──やりたい役があったらしっかり練習しておいで!

  ? 最後は教師の責任と決断で配役を決定する

    ──□□さんはこの点がすごくいいね。この役は□□さんでいこう!

  ? 誰でもすべての役に交代できるように練習する

    ──いつでもどの役でも交代できるように練習しよう!



 鉄則5(発声について)大きな声を出させることに最大の力を注ぐ

   ──指導の半分は、大きな声を出させること

  ? 毎日発声練習から始める

    ──先生よりも大きい声を出してみよう!

  ? 専門的な発声法にとらわれず、とにかく最大の声を出す

    ──生まれてから今までで最大の声を出してみよう!

  ? 言い慣れているあいさつなどを大声で言う練習から始める

    ──最大の声であいさつしてみよう!

  ? 口を大きく開けてのどを開く

    ──うなぎを丸のみしたようにのどを開いて!

  ? 息をしっかり吸って、しっかりはき出しながら声を出す

    ──深呼吸しながら、大きな声を出してみよう!

  ? 体を共鳴させる

    ──太鼓のように胸やお腹を膨らませたまま大きな声を出してみよう!

  ? 体育館の響きを意識させる

    ──体育館も太鼓と一緒なんだ。しっかり響かせよう!

  ? 観客を意識しながら大きな声を出す

    ──体育館の一番後ろにいるおばあちゃんに声を届けてあげようよ!

  ? 客席の方を向いて台詞を言う

    ──のどの奥をお客さんに見せながら声を出そう!



 鉄則6(感情移入と演技について)指導者の理想とする演技を要求し続ける

   ──子どもの力をあなどらない

  ? 妥協しない姿勢を見せ続ける

    ──やればできる。できるまでやる!

  ? 台詞を言うのではなく感情に台詞をくっつける

    ──その台詞を言葉なしの声・表情・体で表現してみよう!

  ? 笑い声、怒り声、泣き声、うめき声に台詞を乗せる

    ──本当に笑いなさい! 泣きなさい! その声に台詞を乗せなさい!

  ? 最も適した台詞の速さを意識させる

    ──最も適したスピードを考えてから言ってみよう!

  ? 失敗しやすい台詞は、失敗しない速さまで遅くして言う

    ──「かむ」のは速すぎる証拠!

  ? 低学年でも語尾が強くなるなど不自然な言い方をさせない

    ──「ぼくはあ」なんて普通は言いません!

  ? 台詞のどこに強調点があるかを常に意識させる

    ──ただ抑揚をつければいいわけではない!

  ? BGMに台詞を乗せるように言わせる

    ──メロディーに台詞を気持ちよく乗せていこう!

  ? 教師が迫真の演技を見せる

    ──先生がやってみるよ。これ以上の演技をしてよ!



 鉄則7 (舞台上のルールについて)舞台上の全員がその場面の主役と心得る

   ──台詞のない時に何をしているかが劇のクオリティを左右する

  ? 台詞のない時の動きや表情を自分の台本に書きこみさせる

    ──台詞のない時は待ってる時間ではありません!

  ? ステージの前3分の1で演技する

    ──しっかり前に出て演技しよう!

  ? 登場人物が前から見て重ならない

    ──かぶらない! 「かくれない、かくさない!」をみんなで気をつけよう!

  ? 均等に立たない

    ──豆を転がしたように、自然な散らばり方をしよう!

  ? 舞台上では前または斜め前を向いているのが基本

    ──台詞の前後は相手に視線を合わせ、話している間はゆっくり前を向こう!

  ? 足音を立てない

    ──無用な音は劇の邪魔です!



 鉄則8(舞台袖のルールについて)舞台袖ですべきことをきちんと指導しておく

   ──舞台袖の空気が演劇の成否を決める

  ? 居場所を決めておく

    ──自分の場所から友だちを心の中で応援しよう!

  ? 完全な静寂をつくる

    ──全く音を出さない時間を1分間つくってみよう!

  ? 自分の荷物は各自のかご等に入れ、置き場所も決めておく

    ──衣装や小道具は自分で責任を持って管理しよう!

  ? 袖の幕を揺らさない

    ──幕にあたらないように出たり入ったりしよう!

  ? 登場人物は暗転2秒後に歩いて移動開始

    ──物語には余韻が大切です!

  ? 大道具を静かに素速くセットできるように練習をくり返す

    ──大道具を置く様子も演技のうちです!

  ? 小型のホワイトボード・懐中電灯を用意しておく

    ──いざというときだけ使うこと!

  ? 舞台袖(左・右)のリーダーを決めておく

    ──何かあった時にはリーダーを中心にのりきれ!



 鉄則9(大道具・小道具・衣装・BGM・照明・背景について)時間をかけずに演出効果を高める

   ──効果的な演出は子どものやる気につながる

  ? 大道具・小道具はできるだけ本物・ある物を利用する

    ──楽しみながら用意しましょう

  ? 衣装は保護者にあらかじめ協力を依頼しておく

    ──雰囲気が出ていたらOK。凝らなくて大丈夫です

  ? プロジェクターを利用して場面転換する

    ──背景画を手描きする時間を別なことに使いましょう

  ? BGMになりそうな曲をできるだけたくさん録音しておく

    ──「この曲はいい」と思ったらすぐチェック

  ? BGM・効果音・照明は綿密に練習しておく

    ──失敗しやすいものです



 鉄則10(本番前後の指導について)本番へ向けて徹底的に気分を高める

   ──緊張こそ力を発揮させるバネ

  ? 予行演習までにすべての準備を完了させる

    ──予行演習は1回目の本番です

  ? 自分の演技をビデオでチェックさせる

    ──本当の本番までにまだまだよくなるぞ!

  ? 前日練習は個人も全体もほめて終わる

    ──よくここまでやりきった。絶対に最高の演技をしよう!

  ? 誓いの言葉を作文に書いて学級通信に載せる

    ──ここまでがんばったのだから家族みんなに来てもらおう!

  ? 衣装・小道具など忘れ物がないかチェックさせる

    ──自分が使う衣装と小道具をもう一度確認しよう!

  ? 他学年の発表を静かに見ながら集中させる

    ──大きな声で、思いっきり演技する……そのことに意識を集中させよう!

  ? 直前のかけ声で最後の発声練習をして気合いを入れる

    ──最後に思いっきり声を出して、気合いを入れよう!

  ? 緊張感を前向きにとらえさせる

    ──緊張しているのは頭と体ががんばろうとしている証拠だ!

  ? 演劇にミスはつきものであることをあらかじめ理解させておく

    ──ミスはみんなでカバーして、気づかせないようにしよう!

  ? 絶対成功するという暗示にかける

    ──みんないい顔だ。最後まで気を抜かなかったら絶対成功する!

  ? 終了後、しっかりほめてから、有頂天にならないように指導する

    ──これからもずっと考えていこう、ずっと成長していこう!



第3部 「いのち」と「平和」について考える脚本8作品

 脚本集のためのまえがき

 脚本利用上の留意点

 『おじいさんの時計──ありがとう共和国とこのやろう王国の物語』(小学校低学年向け)

 『バロルのなみだ』(小学校低・中学年以上向け)

 『シムクガマの奇跡』(小学校中・高学年、中学生以上向け)

 『釜石の奇跡』(小学校中・高学年、中学生以上向け)

 『輝けいのち──ヒロシマの地下室から』(小学校高学年・中学生以上向け)

 『流転』(小学校高学年・中学生以上向け)

 『母の祈り──ある満蒙開拓団家族の物語』(小学校高学年・中学生以上向け)

 『あかね雲の空の下より──疎開児童たちの綴った手紙』(小学校高学年向け)



あとがき

吾郷 修司[アゴウ シュウジ]
著・文・その他