出版社内容情報
弱いもの、貧困者、障害者が徹底的に踏みにじられる貧困社会。電通過労死事件はじめ、心痛む悲惨な事件を通して現代の病巣を描く。弱いもの、貧困者、障害者が徹底的に踏みにじられる貧困社会。こころ痛む悲惨な事件をとおして現代の病巣を描きます。希望をつなぐ“アジア大作戦”“いのちのとりで”──現場をめぐって考えたことを優しい言葉で語ります。あなたに寄り添う一冊です。
はじめに
第1章 踏みにじられるいのち
1 相模原事件
障害者の世界は、「豊か」だ
石原慎太郎の葛藤と、事件の背景を考える
障害者はゴミでも天使でもない
2 「保護なめんな」ジャンパー事件
生活保護バッシングと役所バッシングの5年周期
小田原市役所に申し入れ──「ジャンパー問題」の背景にあるもの
3 あるシングルファザーの奮闘
震災父子家庭
シングルファザーの快進撃
法律は変えられる
4 電通過労死事件
5 秋葉原事件犯人の弟の自殺
第2章 アジア大作戦
1 亡命者・イェダりんの大冒険
徴兵を拒否してフランスへ亡命した22歳の韓国人
イェダりん来日、外国特派員協会で記者会見!
2 アジア反戦大作戦
トンチ大作戦、「阿佐ヶ谷の変」
世界中と繋がることで、戦争をさせない/できない世界を!
3 カオス! 奇跡のアジアマヌケ交流祭り週間!!
第3章 いのちのとりで
1 エキタス(AEQUITAS)新宿街頭宣伝
2 10年目の自由と生存のメーデー
3 家賃を下げろデモ!
4 いのちのとりで
生活保護切り下げで起きていること
設立イベントと、ある若者との出会い
第4章 現場をめぐり考えた
1 40歳・女、「絶滅危惧種」
2 有害で、役に立たない精神論
3 オウム事件から20年
4 あるアイドルのライブにて
5 現場を巡り考えた
6 年末年始に巡った越冬現場
あとがき
雨宮 処凛[アマミヤ カリン]
1975年、北海道生まれ。愛国パンクバンドボーカルなどを経て、2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)を出版して作家デビュー。若者の「生きづらさ」についての著作を発表しつづける一方で、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。06年からは貧困問題、格差問題に取り組み、3.11福島原発事故以降は脱原発問題にも取り組む。
「反貧困ネットワーク」世話人、『週刊金曜日』編集委員、フリーター全般労働組合組合員、「こわれ者の祭典」名誉会長、「公正な税制を求める市民連絡会」共同代表。
著書に『生きさせろ!──難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫、JCJ賞〈日本ジャーナリスト会議賞〉受賞)『プレカリアートの憂鬱』(講談社)、『14歳からわかる生活保護』(河出書房新社)、『子猫の肉球』(小学館)、『一億総貧困時代』(集英社インターナショナル)ほか多数。
共著書、『ワーキングプアの反撃』(福島みずほ、七つ森書館)『貧困と愛国』(佐高信、毎日新聞社)『対論 生き抜くこと』(香山リカ、七つ森書館)ほか多数。
目次
第1章 踏みにじられるいのち(相模原事件;「保護なめんな」ジャンパー事件;あるシングルファザーの奮闘;電通過労死事件;秋葉原事件犯人の弟の自殺)
第2章 アジア大作戦(亡命者・イェダりんの大冒険;アジア反戦大作戦;カオス!奇跡のアジアマヌケ交流祭り週間!!)
第3章 いのちのとりで(エキタス(AEQUITAS)新宿街頭宣伝
10年目の自由と生存のメーデー
家賃を下げろデモ!
いのちのとりで)
第4章 現場をめぐり考えた(40歳・女、「絶滅危惧種」;有害で、役に立たない精神論;オウム事件から20年;あるアイドルのライブにて;現場をめぐり考えた;年末年始にめぐった越冬現場)
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年、北海道生まれ。愛国パンクバンドボーカルなどを経て、2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)を出版して作家デビュー。若者の「生きづらさ」についての著作を発表しつづける一方で、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。06年からは貧困問題、格差問題にも取り組む。「反貧困ネットワーク」世話人、『週刊金曜日』編集委員、フリーター全般労働組合組合員、「こわれ者の祭典」名誉会長、「公正な税制を求める市民連絡会」共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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