民主主義をどうしますか。

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822816537
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

激動する世界情勢、日本政治の中心で、つねに研究・発言してきた。行動する政治学者が現代日本のアベ政治を詳細に論考する。

「安倍は人間じゃない。たたき斬ってやる!」(もちろん、暴力をするわけにはいかないが、時代劇の主人公と同じ気持ち)。安保法制に反対する国会前の集会での発言だ。
 激動する世界情勢、日本政治の中心で、つねに研究・発言してきた。自民党から民主党への政権交代の仕掛け人でもある。行動する政治学者が現代日本のアベ政治を詳細に論考する。

序 章 2016年という分水嶺

第1章 民主主義と立憲主義
 1 頓挫した民主党というプロジェクト
 2 政党政治再建の道筋
    ──民主党再建から見た政党システムの今後
 3 安倍政権の500日
 4 安倍首相という争点
 5 選挙とメディア
 6 安保法制に関する反対意見
 7 安保法制反対運動の遺産をどう生かすか
 8 「傲岸不遜な権力者」対「個人の尊厳」

第2章 安倍政治とは何か
 1 安倍政治の行方
 2 永久革命としての民主主義
 3 『断腸亭日乗』から戦争を考える

第3章 民主主義の主権者であること
     ──「本音のコラム」より

【著者紹介】
1958年岡山県生まれ。東京大学法学部卒業。北海道大学法学部教授を経て、法政大学法学部教授(行政学・現代政治)。北海道大学名誉教授。
 選挙制度改革や政界再編など「政治改革」のキー・マンとして活動、民主党政権ではブレーンとして政策提言を行った。憲法に従った政治を回復するために活動する立憲デモクラシーの会共同代表。
『内閣制度』(東京大学出版会)『政権交代とは何だったのか』(岩波新書)、『集団的自衛権の何が問題か』(奥平康弘との共著、岩波書店)など著書多数。

内容説明

安倍首相を否定する思いを込めて、安保法制反対全国一斉行動の国会前で演説した、行動する政治学者の最新論集!

目次

序章 2016年という分水嶺
第1章 民主主義と立憲主義(頓挫した民主党というプロジェクト;政党政治再建の道筋―民主党再建から見た政党システムの今後;安倍政権の500日;安倍首相という争点;選挙とメディア;安保法制に関する反対意見;安保法制反対運動の遺産をどう生かすか;「傲岸不遜な権力者」対「個人の尊厳」)
第2章 安倍政治とは何か(安倍政治の行方;永久革命としての民主主義;『断腸亭日乗』から戦争を考える)
第3章 民主主義の主権者であること―「本音のコラム」より

著者等紹介

山口二郎[ヤマグチジロウ]
1958年岡山県生まれ。東京大学法学部卒業。法政大学法学部教授(行政学・現代政治)。北海道大学名誉教授。選挙制度改革や政界再編など「政治改革」のキー・マンとして活躍、民主党政権ではブレーンとして政策提言を行った。憲法に従った政治を回復するために活動する立憲デモクラシーの会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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白河清風

3
頓挫した民主党政権の検証から始まり、二大政党制が幻に終わったこと、特定秘密保護法成立、集団的自衛権行使容認の閣議決定、公的人事の私物化(日銀総裁、内閣法制局長官、NHK会長及び経営委員など)、原発再稼働の議論回避、定数不均衡の違憲状態のもとでの解散、臨時国会召集要求の無視(憲法53条違反)など権力の驕りとメディアの萎縮を山口氏は声高に論理的に民主主義の劣化を指摘します。残念ながら、やる必要がないことに時間をかけ、やるべきことをやらずに世界からどんどん遅れをとることになったのが現下の状況であると思う。2021/01/17

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