安倍政権は、どうして沖縄をいじめるのか!―沖縄第三者委員会報告書を読み解く

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822815479
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

辺野古の埋立承認手続に瑕疵があるとして、第三者委員会が、翁長沖縄県知事に対して提出した検証結果報告書を、わかりやすく解説。

7月16日に第三者委員会が、翁長沖縄県知事に対して「検証結果報告書」を提出ました。辺野古の埋立承認手続に瑕疵があると報告したのです。
 8月10日から沖縄県と日本政府との間で集中協議が行われましたが、9月7日に決裂。
 10月13日に翁長知事は埋立承認を取り消しました。
 沖縄の民意をまったく理解しない安倍首相・菅官房長官など日本政府との長い闘いに打ち勝つために、本書では、沖縄第三者委員会の報告書をわかりやすく解説する。

【著者紹介】
沖縄環境ネットワーク世話人。
日本野鳥の会、WWFジャパンに勤務した。

目次

第1章 公有水面埋立法とは、どんな法律でしょうか(公有水面埋立法について詳しく知りましょう;環境アセスメントの問題点は、「事業内容を後出し」していることです;沖縄県はどのような審査をしたのでしょうか;第三者委員会とは、どんな委員会なのでしょうか)
第2章 なぜ辺野古なのでしょうか?―「埋立の必要性」を検証しましょう(普天間の危険性の除去のために、辺野古への移設が唯一の解決策なのでしょうか;辺野古の軍事空港・軍港建設計画は、1966年に計画されていました;第三者委員会の報告書を読みましょう)
第3章 辺野古埋立は、国土利用上「適正かつ合理的」なのでしょうか(沖縄県の審査結果は正しかったのでしょうか;第三者委員会は、どのように検証したのでしょうか;辺野古埋立の利益と不利益を比べてみましょう;これが、第三者委員会の結論です;政府の対応は法治国家にあるまじきものです)
第4章 環境保護は適正でしょうか(辺野古・大浦湾の特徴;第三者委員会報告書での論点;総合的に判断してみましょう)
第5章 アセス法、公有水面埋立法の観点から(公有水面埋立法と環境影響評価書について;公有水面埋立法の「免許」と「承認」の関係;承認取消に対する国の対応について)

著者等紹介

花輪伸一[ハナワシンイチ]
沖縄環境ネットワーク世話人。1949年、仙台市生まれ。東北大学理学部生物学科卒業、東京農工大学農学研究科修了後、日本野鳥の会、WWFジャパンに勤務。退職後も、沖縄の自然保護と軍事基地問題、各地の湿地保護に取り組む

真喜志好一[マキシヨシカズ]
沖縄平和市民連絡会・共同代表。建築家。1943年、沖縄県那覇市生まれ。1991年、沖縄キリスト教短期大学の設計で日本建築学会作品賞受賞。シュガーホール、壷屋焼物博物館、沖縄大学、佐喜眞美術館などを設計。一坪反戦地主会、白保の海と暮らしを守る会、SACOを究明する会、沖縄環境ネットワークなどの市民運動に深く関わる

安部真理子[アベマリコ]
日本自然保護協会自然保護室主任。大学、大学院にて生物学と生化学を専攻し、WWFジャパンに勤務。琉球大学博士課程にて博士号(理学)を取得。1997年に日本国内でのリーフチェック立ち上げにかかわり、以来コーディネーターをつとめる。沖縄リーフチェック研究会会長、日本サンゴ礁学会保全委員、沖縄県サンゴ礁保全推進協議会理事、海の生き物を守る会運営委員

三宅俊司[ミヤケシュンジ]
日本弁護士連合会人権擁護委員・沖縄弁護士会人権擁護委員会委員長。辺野古アセス訴訟弁護団・辺野古埋立承認取消訴訟弁護団。一坪反戦地主会共同代表。1951年、広島市生まれ、被爆二世。1984年、沖縄弁護士会登録し、以後弁護士として活動。2008年、沖縄弁護士会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

1
表題が全てを表す。普天間問題はここまで感情的になったら関係者の多くが納得する結論は難しいと思う。政策失敗の好事例だな。しかしどうしていじめるのか、という理由はよく分からなかったな。2016/04/21

akanishi

1
あたりまえかもしれないが、題名と内容は異なっていて、政権側の考えではなく、沖縄第三者委員会を支持する側が辺野古建設がだめだと考える理由を述べたものである。 論点は広く、米海兵隊の役割もかわってきていて沖縄に配備する必要性はないのでは、とするのは(正しいかどうかはさておいて)新しい視点だと思った。まだまだ議論の余地がありそうである。2016/02/22

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