目次
第1章 危険なオスプレイが全国に展開される(オスプレイが全国に展開されることの意味;オスプレイとは、どんな航空機か;低空飛行訓練が全国で展開される)
第2章 オスプレイ配備の危険性(オスプレイの何が問題か;オスプレイ普天間配備の危険性;主任分析官が証言するオスプレイの欠陥;V‐22オスプレイ―空飛ぶ恥)
第3章 沖縄のオスプレイ問題(1995年からの問題の経緯;環境アセスメントとオスプレイ配備;オスプレイ配備をめぐる住民への説明と国会答弁;ジュゴン訴訟で得られたオスプレイ配備の議事録;アッス訴訟でのタカミザワ証人尋問;「環境レビュー」と事故説明文書から読めること;米軍の安全基準に合わない普天間飛行場は即時閉鎖を)
著者等紹介
真喜志好一[マキシヨシカズ]
沖縄平和市民連絡会・運営委員。建築家。1943年、沖縄県那覇市生まれ。1991年、沖縄キリスト教短期大学の設計で日本建築学会作品賞受賞。シュガーホール、壺屋焼物博物館、沖縄大学、佐喜眞美術館などを設計。一坪反戦地主会、白保の海と暮らしを守る会、SACO究明委員会、意見広告を出す会、沖縄環境ネットワーク、沖縄・生物多様性市民ネットワークなどの市民運動に深く関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
22
低空飛行訓練を行う6本のルート(当方はブルールートっぽい)が、本文では、木曽山中から北アルプスを経て新潟に向かうブルー・ルートは主に厚木から飛ぶことが多いという(15頁)。特定秘密保護法で、このことを役場や警察に聴いたが、ホントは知っているけど、誰も10年以下の懲役とか、1千万円以下の罰金を払いたくないのだろう。口封じにも程がある。国民の知る権利は破壊された。2015/11/24
よこしま
17
先日、佐賀空港(自衛隊基地として)にオスプレイを17機を配備するよう政府が県知事に要請をしたのには思った以上に早いなと。まめに動きをチェックしてないと、対岸の他人事ではなくなります。2014/07/27
bishop8856
1
配備反対派の主張を知るにはいい本だと思う。少し感情的な記述が目立つのは残念。2013/09/04
ERNESTO
1
昨年、配備が決まってから、私の知人でも「格好が良い」などとスタイルだけをもって配備を肯定する意見を持つ者がいた。 私は、事前に教わっていた国防分析研究所の主任分析官であったレックス=リボロ氏のレポートから反論したのだが、本書を見ろ!と一言で済んだと読後思った。 機体が重く、羽の径が小さいオスプレイに、ヘリのようなオートローテーション機能があるはずもなく、まさに『TIME』誌が記事に付けたように『空飛ぶ恥』だ。 勿論民間機の安全基準にも合わないが、普天間飛行場自体もクリアゾーン内に学校や2013/03/29
乱読家 護る会支持!
1
この本によると、オスプレイは基地周辺と飛行ルートに住む国民のリスクが高まるという。そもそも「アメリカの言いなりにならなければならない日本の国防力」「膨張する中国海軍に対抗するための戦略」「尖閣防衛の手段」「オスプレイに変わる輸送手段の確保」などなどセットで考えないといけないのでしょう。知識不足、思考軸不定につき、勉強しまっす!!2012/10/31