目次
第1章 電力会社の電気を買ってはいけない(PPSが電力自由化の風穴を開ける;経済産業省は脱電力会社へ突き進む ほか)
第2章 電力自由化からPPSが生まれる(日本の電気料金はこんなに高い;これがPPSの仕組みだ ほか)
第3章 これがPPS環境と問題点だ(PPSは、なぜ50キロワット以上なのか;送電・配電設備の利用料が高い ほか)
第4章 PPSは脱原発への第一歩だ(電力会社は絶大な力をもっている;電気料金が電力会社の力の源泉だ ほか)
著者等紹介
布施哲也[フセテツヤ]
反原発自治体議員・市民連盟共同代表。1949年、千葉県に生まれる。中央大学(二部)卒業後に民間会社勤務。狭山事件の再審を求める市民の会、障害者の教育権を実現する会などで活動。宮武外骨私的研究会・主宰。2011年まで清瀬市議会議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nkmr48
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PPS(新電力)事業に関する導入書は本書で必要十分。PPSからの供給不足の場合は電力会社(東電等)が従前通り電力供給の義務がある点は刮目、発送電一体を理由に電力会社がPPSに高い電線使用代を求めており、これがPPSの一層の普及の障害となっている事がよく分かる。尚、2018年より改正電気事業法により発送電分離が決定済。12月の日立-瑞ABBとの提携等これを睨んだ動きも既に活発化。但、著者は半原発団体の代表であり、「半原発見地からの代替案としてのPPS推進書」である点、割引いて読む必要がある。★★★☆☆2014/10/31