内容説明
新日和見主義事件は1970年代初頭、民青に起こった有名な「反党分派」査問事件である。…新日和見主義事件で、「何があったのか」「何を問われたのか」「何を疑われたのか」「何をやったのか」「何を書いたのか」そして、「何が起こったのか」それらの証言がいま強く求められる。それらが明らかになればなるほど、歴史の大地はさらに豊饒に広がる。事件の被害者の名誉にも光があてられる。本書では、その立場である著者が、事実を明らかにし、論及みた。
目次
序章 明かされた新事実
第1章 なぜ、いま「分派活動」が
第2章 被処分者の年一度の集まり
第3章 シンヒヨの会の推移
第4章 新日和見主義の人脈と起源
第5章 川上徹の軌跡
終章 事件被害者の妻たちへ
著者等紹介
油井喜夫[ユイヨシオ]
6歳のとき中国遼寧省・遼陽より引揚。静岡県立藤枝東高等学校、慶応義塾大学(通信教育部)卒業。静岡県職員、司法書士などに従事、現在フリー。労働組合活動、青年運動などに携わる。民青班長・同地区委員長・同県委員長・同中央委員、日本共産党静岡県委員などの役職に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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