漢方で治すゆううつイライラ不安

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  • サイズ A5判/ページ数 135p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822800369
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0036

出版社内容情報

イライラする、考えすぎる、落ち込みやすい──そううつ病や神経症などを体質タイプ別に解説。心と身体の状態、漢方の処方をまとめたイラストが分かりやすい。

1 漢方がこころを治す
 1 漢方がこころを治す
  ●気持ちがゆううつで明るくなれない
  ●やる気が失せてぼんやりする毎日
  ●人混みへ行くと不安でおちつかない
 2 漢方治療の特徴と注意
  ●漢方の考え方の基本
  ●漢方の判断基準
    ①陰・陽
    ②虚・実
    ③寒・熱
    ④気・血・津液
    ⑤五臓――心・肝・脾・肺・腎
 3 漢方治療の注意点

2 ゆううつ感と爽快感に揺れ動くそううつ病
 1 そううつ病の75%をしめるうつ病(単極性うつ病)
  ●代表的な精神障害のそううつ病
  ●単極性うつ病の症状
    ① 精神症状
    ② 身体症状
  ●単極性うつ病の西洋医学における治療
    ① 内服薬
    ② 電気ショック療法(通電療法)
 2 そう状態とうつ状態を交互に繰り返すそううつ病(双極性うつ病)
  そううつ病になりやすい性格
  双極性うつ病の症状
    ① 精神症状
    ② 身体症状
  現代医学からみたそううつ病の治療
    ① 内服薬
    ② 休養と入院
 3 ストレスや更年期② うつ病
  ③ 精神分裂病
  ④ 人格障害
  ⑤ 薬物やアルコール依存症
  ⑥ 原因疾患によるもの
  ●現代医学からみた治療法と対処法
    ① 対処法
    ② 内服薬
 2 イライラ感がこころをしめるときのタイプ別漢方治療
  ●少しも落ちつかず、しゃべったり、さわいだり、じっとしない
  ●完璧主義で、責任感が強く、自分への負荷にイライラする
  ●自分の基準で納得いかないと、イライラして外にあたりはじめる
  ●外見ではどっしりでも内面ではかなりイライラしている
  ●話し方も怒っているようで、怒れば数倍輪をかける
  ●イライラすると手がふるえ、頭痛、めまいや頭が揺れる
  ●奇抜な行動や妄想がみられる
  ●ネチネチとイライラが同居する
  ●疲れるとイライラする
  ●中高年の頑固さとイライラが老化と疲労でおこる
  ●夕方になると熱っぽく感じたり、のぼせたり、イライラも加重する
  ●はしゃいだり、イライラして落ちつきがなく、時には泣いたり、
   不安がったり、物忘れしたり、悲喜こもごも
 3 イライラ感がこころをしめるときの病証鑑別い、休めないとき
  ② 仕事へ行くのがおっくうでしょうがないとき
  ③ やるべきことが沢山あるのに、何も手がつかないとき
  ④ 恐くて決断できないとき
  ⑤ 仕事でミスを犯して立ち直れないとき
  ⑥ 自分はダメだと思うとき
  ⑦ つらくてしょうがないとき
  ⑧ 仕事をやめたくなったら……
  ⑨ 休息のしかたがわからないとき
  ⑩ 申し訳なくて家族に話せないとき
  ⑪ 死ぬことしか頭にないとき
  ⑫ 良くなってきたことを実感したら

6 漢方医・漢方薬剤師の上手なかかり方

内容説明

漢方薬でこころの病を治すということは、こころを抑え込むということではありません。こころを抑え込んでしまったら、人間らしさまで失われてしまいます。人間らしさを保ちつつ、こころの病を治す必要があります。五臓を整え、性格も行動パターンも変わってこころの病が治るのです。

目次

1 漢方がこころを治す
2 ゆううつ感と爽快感に揺れ動くそううつ病
3 イライラ感がこころをしめるとき
4 不安感が中心の神経症
5 患者と家族へ―癒すこころの発散薬
6 漢方医・漢方薬剤師の上手なかかり方

著者等紹介

萩原忠幸[ハギワラタダユキ]
千葉県東金市出身。京都薬科大学薬学部卒業。1974~75年漢方メーカー剤盛堂薬品株式会社学術部勤務。1976年東金漢方センター本草園萩原薬局にて漢方臨床に従事。1988年鶏林東医学院にて梁哲周先生に漢方の基礎と臨床を学ぶ。現在漢方専科ファーマシーはぎわら開設。漢方誌「東医学研究」に臨床例を掲載中。漢方研究グループ学面塾にて漢方を教える
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