内容説明
教会支配、君主制帝国主義を背後に置き去りにして新大陸に渡った人々が生み出したアメリカ・プラグマティズム。カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル…マルクスらを撫で斬り。
目次
ルネサンスから革命へ
カント―革命の哲学者
革命の瓦解とロマン主義の誕生
カントと哲学的ロマン主義の背景
ロマン主義の哲学者―フィヒテ
ロマン主義の哲学者―シェリング
ロマン主義の哲学者―ヘーゲル
進化が一般的観念になる
産業革命―市場の探究
社会的ルネサンス―功利主義
社会的ルネサンス―カール・マルクスと社会主義
科学に恩恵を与えた産業―目的性にいきつく機械論
近代科学は調査科学である
科学は哲学に問題を提起する―アンリ・ベルグソンの生気論
科学は哲学に問題を提起する―実在論とプラグマティズム
社会の問題―われわれはいかにして自我になるか
行動を通じて接近される精神―精神の研究は科学的にできるか
十九世紀における個性
著者等紹介
河村望[カワムラノゾム]
1931年東京生まれ。1954年東京大学文学部卒業、東京都立大学教授、東京女子大学教授を経て、現在、東京都立大学名誉教授
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