内容説明
WTOのルールの仕組み、新ラウンドの最新動向、日本企業の課題などのWTOに関する総合的な調査研究を実施するために、2002年9月にジェトロ経済情報部国際経済課(現在は経済法制度課)を事務局としてWTO基本問題研究会が設置された。本書は、同研究会の講師陣が、研究会の成果に基づき書き起こした原稿に、一部ジェトロ職員が執筆した原稿を加えて新たに取りまとめたものである。
目次
WTO新ラウンドの意義と課題
非農産品市場アクセス交渉の現状
WTO新ラウンドと農業問題
サービス経済化の進展とWTOサービス交渉
通商救済法とWTO
TRIPS協定
環境保護とWTO
紛争解決手続の実際と課題
WTOにおけるマルチ投資ルール
WTOにおける競争政策を巡る議論の動向
途上国のキャパシティ・ビルディング
中国のWTO加盟と日本のFTA戦略
著者等紹介
渡辺頼純[ワタナベヨリズミ]
外務省経済局参事官
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