出版社内容情報
本書は個人情報に携わるマネジメントシステム、コンプライアンスプログラムの構築に不慣れな担当者を対象に、規格に適合してプライバシーマークを取得できる自社に適したコンプライアンスプログラムを構築するポイント、規格の解釈をわかりやすく解説する。業界ごとの事例20ケースを掲載。個人情報保護法対応。
プライバシーマークは、JIS Q 15001に適合した個人情報をまもるマネジメントシステム(コンプライアンスプログラム)の存在を認証する印である。個人情報保護法が2005年4月に施行されるのに伴い、法令遵守を証明・アピールする手っ取り早い方法として注目を集めている。
ISMSと異なり、まもる情報が個人情報に限定されており、具体的な要求事項も少ない。それだけに、事業者の工夫次第で運用の負担が少なく軽いマネジメントシステムの構築が可能だが、自分で考えないと何も作れない、とっかかりが難しい仕組みでもある。本書に従えば本質をつかんで効率よくマークを取得できる。
内容説明
本質を知れば効率よく個人情報をまもり無理なくマークがとれる。JIS Q15001もコンプライアンス・プログラムもこの1冊でバッチリ。個人情報保護法に対応。業界別対策を掲載。
目次
第1章 なぜ今個人情報保護か?(個人情報の流出事故;セキュリティビジネスの到来 ほか)
第2章 JISQ15001規格の解釈(序文;適用範囲 ほか)
第3章 CP構築からプライバシーマークの認証取得まで(プライバシーマーク取得の意義;キックオフ宣言 ほか)
第4章 業種別個人情報保護対策(銀行;宅配便 ほか)
第5章 申請から現地審査まで(申請手続き;書類審査 ほか)
付録 用語の解説
著者等紹介
萩原睦幸[ハギワラムツユキ]
1975年山梨大学工学部大学院修士課程修了。大手企業エンジニアリング部長を経て独立。現在、株式会社ISO・マスターズ代表取締役。講演、執筆活動の他ISO審査員、コンサルタントとして活躍中。英国IRCAリードオーディター、日本JRCA主任審査員(品質)、日本CEAR主任審査員(環境)、日本ISMS主任審査員(情報セキュリティ)、グローバル・エコ・フォーラム副会長、医療事故対策委員会委員
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