貨幣発行自由化論―競争通貨の理論と実行に関する分析 (改訂版)

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貨幣発行自由化論―競争通貨の理論と実行に関する分析 (改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822288846
  • NDC分類 337.1
  • Cコード C0330

内容説明

ビットコイン、リブラ、中銀デジタル通貨など“暗号通貨”の時代に蘇る天才ハイエクの「理想の通貨」論。

目次

具体的な提案
基礎的な原理の説明
貨幣発行における政府独占の起源
政府特権の濫用の歴史
法貨の神秘性
グレシャムの法則をめぐる混乱
並行通貨と貿易決済通貨
民間通貨の発行
発券銀行間の競争
閑話休題―貨幣の定義について
競争通貨の価値はコントロールできるか
どんな通貨が選ばれるのか
貨幣のどの価値が重要か
貨幣数量説が無用であることについて
通貨供給の望ましいあり方
フリーバンキング
全面的インフレ、デフレはもはや生じないか
金融政策はもはや不要かつ存続不能である
固定相場制より望ましい規律
国ごとに通貨圏を形成すべきか?
政府財政と支出への影響
移行期に検討すべきこと
国家からの保護
長期的展望
結論

著者等紹介

ハイエク,フリードリヒ[ハイエク,フリードリヒ] [Hayek,Friedrich]
1899~1992。オーストリア・ハンガリー帝国の首都ウィーン生まれの経済学者、哲学者。ウィーン大学で法学と政治学の博士号を取得。ルートヴィヒ・フォン・ミーゼスらの流れを汲むオーストリア学派の一員として、ケインズ、オスカー・ランゲらと論争を展開した。1931年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授。1944年刊行の『隷従への道』は英米でベストセラーに。1950年シカゴ大学教授。1962年からフライブルク大学教授。1974年ノーベル経済学賞受賞

村井章子[ムライアキコ]
翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

33
通貨供給の望ましいあり方を考察している。政府は政治的思惑から通貨を緩和気味に誘導し、インフレを起こして経済不安が政情不安を招いている。国家の思惑に左右されない民間の貨幣が国家の貨幣の他に発行・流通されていれば、オルタナティブな民間通貨の影響を受けて、国家の通貨に対しても無茶な政策はとれないだろうという。暗号通貨よりも日本の金融緩和策の是非を考察するのに適しているのではないか。現在の日本は解説にあるマイルドなデフレ下で貨幣需要が国債消化の受け皿になっている状況だが、著者は失業の増加に警戒が無いようにみえる。2023/09/27

たか

6
国家による一国内での独占的な貨幣供給に疑問を呈し、民間による自由で競争的な貨幣制度を提唱する。アイデアを説明する過程で、貨幣の本質や金融政策・財政政策の意味が丁寧に解説され、意外にも読みやすかった。中央集権的な政府が誤った判断を行うインセンティブがあること、競争には設計主義的な発想では辿り着けない価値を発見する機能があることを信じている点に著者の思想の特徴があると思う。実務的・政治的な困難は山ほど思いつくが、信教の自由や貿易の自由も過去は夢物語であったと言われると、もしかすると…と思ってしまう。2024/03/07

0923

3
元々アベノミクスで景気が良くなったと考えていたリフレ派だったが、最近の米FRBが負債と利払いとインフレで身動き取れなくなっている有様を目の当たりにし今更ながら考えを改めた。日本も同様の状況だが、この様な認識を改めるのに非常に有意義な書物であった。中銀による一国独占貨幣発行による弊害として景気サイクルが生まれている事、コストプッシュ型インフレが存在しない事などがとうの昔に察論されていたのは驚きだった。リフレ政策やMMTなどの夢物語が出てくる背景もよく理解出来た。実現は難しそうだがせめて考えは広まって欲しい。2024/06/22

sab

3
中央銀行による貨幣発行独占権を放棄させ、複数の市中銀行による貨幣発行を容認することを提唱。決済手段や価値貯蔵手段としての機能のためには貨幣価値の安定が必要不可欠だが、特にケインズ経済以降中央銀行の背後にある政府による野放図な積極財政が生むインフレが度々経済を混乱させてきたからである。それを防ぐためには市場の自動調整機能を使うことで貨幣の価値安定を行う、そのために民間主体に貨幣発行を行わせる。それも単独だとほかの商品と同様独占を生んでしまうため複数の銀行にそれを行わせるのだ、というのが主な主張。2023/04/30

takao

2
暗号通貨の時代に蘇るハイエクの「理想の通貨」論2025/01/09

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