出版社内容情報
アラン・グースの最初のインフレーション理論以降の宇宙論の展開と、ビレンケンの研究者としての歩みを重ね合わせて語った一般向けポピュラー・サイエンス。
内容説明
宇宙は無限であると同時に有限、進化しているのに静的、永遠でありながら始まりがある。地球とまったく同じ惑星が遠く離れたどこかの領域にあり、そこでは地球と同じ海岸線と地勢を持つ大陸があり、私たちのクローンを含めて地球と同じ生き物が住んでいる。無からの宇宙創生を提唱したビレンケンが、マルチバース・人間原理など最新宇宙論と研究の現場を語る。
目次
第1部 宇宙創世記(ビッグバンはどのようにして起こったか;反重力の栄光と凋落 ほか)
第2部 永久インフレーション(反重力の石碑;ランナウェイ・インフレーション ほか)
第3部 「平凡の原理」(宇宙定数の問題;人間原理の論争 ほか)
第4部 始まりに先立つ(宇宙には始まりがあったのか;無からの宇宙の創造 ほか)
著者等紹介
ビレンケン,アレックス[ビレンケン,アレックス][Vilenkin,Alex]
タフツ大学の物理学教授。「永久インフレーション」と呼ばれる宇宙モデルや、「無からの宇宙創生」を提唱したことで世界的に知られている。旧ソ連に生まれ、動物園の夜間警備員などのアルバイトをしながら、物理学を学んだ。1976年に米国に移住して博士号を取得、タフツ大学の教員となり、それ以来一貫して宇宙論研究に取り組んできた
林田陽子[ハヤシダヨウコ]
翻訳家。1978年に慶應義塾大学文学部を卒業。同大学日吉情報センター、日経マグロウヒル(現日経BP社)、アスキーで勤務した後、1986年に独立して翻訳業務に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
takao
ひろ
Rachel
yooou