内容説明
本書では、セキュリティを設計・構築する対象と位置づけ、「業務ありき」という思想の基に「環境」「システム」「運用」の全観点から具体的な「設計の手順」を示すことで、点や線ではなく、面としてセキュリティをとらえている。セキュリティに携わる多くの方に役立つ。
目次
第1部 設計のコンセプト(セキュリティ設計の必要性;設計の流れ)
第2部 セキュリティ設計の手順(業務の規定とセキュリティポリシーの定め方;セキュリティ機能設計;環境規定 ほか)
第3部 セキュリティ設計の実際(業務別セキュリティ設計ポイントのまとめ;業務別セキュリティポリシー規定例)
著者等紹介
須加力[スカチカラ]
1949年東京生。1970年桐蔭学園工業高等専門学校卒。日本IBM、横河ヒューレットパッカード、日本タンデムコンピューターズ、日本ストラタスコンピュータ、AT&Tソフトウエアジャパン、フューチャーシステムコンサルティングで、SE、技術コンサルタントとして活躍。1993年株式会社オーディンコンサルティンググループを設立、代表取締役として就任するとともに、オープン系、インターネット系のIT及びビジネスモデルコンサルテーションを行う。現在、自社のコンサルテーション業務の他、株式会社ワイズ・グループの副代表を始め、株式会社ビック東海や株式会社ファンコミュニケーションズの技術顧問などを兼ね、幅広い活躍をしている
工藤勇治[クドウユウジ]
1964年宮城県仙台市生。1986年仙台電子専門学校卒。同年、株式会社アイネス入社。地銀、都銀および地方自治体のシステムの企画、設計、開発のSEとして従事。2000年、bolero.net(ボレロ・ドット・ネット)でPKI(Public Key Infrastructure:公開鍵暗号基盤)による貿易金融EDIのテクニカルサポート、インプリメンテーションマネージャとして商社、製造、銀行、船会社など業務間の貿易書類の電子化プロジェクトを経て、2001年、株式会社ワイズ・グループで須加氏と出会う。現在、株式会社アイネスにて、セキュリティビジネスの企画立案、セキュリティプロセス改善支援やシステム開発支援業務に従事している
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