内容説明
世界各国で、若い建築家やデザイナーたちが、インターネットなどのサイバースペース(仮想空間)を主な舞台にして、CAD・CGを使った新しいタイプの作品を次々に発表している。その中には、今まで通用していた建築という形式の枠を広げたり、建築という形式をも乗り超えようとする、「超建築」と呼ぶべき野心的な作品が登場。建築やデザイン分野の表現方法、思考方法に大きな影響を与え始めている。本書は、デジタル時代をリードし、世界を刺激するような活動を続けている、この分野のトップ10人の作品に焦点を当てる。編集作業にはインターネットを活用し、各国から広く情報を収集した。
目次
序章 超建築を巡る新しい冒険
第1章 作品編(マーコス・ノバック;島田良一;グレッグ・リン;エド・ケラー ほか)
第2章 解説編(隈研吾―サイバースペースとリアルスペースのつなぎ方;細野透―超建築を理解するための「10の視点」)
終章 デジタル編集の舞台裏