未病革命2030―予兆をつかめば社会とビジネスが変わる

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822279264
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「1億総活躍社会」実現の大前提!IoHHを提唱する著者が、キーパーソン7人と徹底討論!

「1億総活躍社会」実現の大前提!
IoHHを提唱する著者が、キーパーソン7人と徹底討論!

「今、日本にとって潜在成長率を上げることがまさに不可欠です。すでに現在の成長率の水準においても、少子化などによる人手不足がボトルネックになっており、産業のあらゆる分野で今以上の情報通信技術(ICT)化を進めていくことが非常に重要になっています。 

「モノのインターネット」と言われ、すべてのモノがネットワークによってつながり、人の操作を介さずにモノ同士で情報をやり取りしたり、互いを制御したりできるIoT(Internet of Things)は、現在のICT化における重要なキーワードの一つです。……

IoHH(Internet of Human Health)は、「課題先進国」である日本が国家として地球上最初に直面する最大の課題、超高齢化にIoTのコンセプト、技術を活用しようというものです。高齢化を、人間という60兆個の細胞からなる生物体の老朽化という概念でとらえれば、従来の発想とは違った切り口での問題解決方法が見えてくるはずです」(本書「総論 なぜ、今IoHHなのか」より抜粋)

【総論】なぜ、今IoHHなのか

【第1章】認知症/フレイル

〔対談者〕国立長寿医療研究センター理事長 鳥羽研二氏
  認知症の発症を5年遅らせられれば、患者数は半分以下になる

 予防は難しいが、発症は確実に遅くすることができる
 原因物質がたまったとしてもアルツハイマーが発症するとは限らない
 「フレイル」は老年医学を考えるうえでの重要な概念に  ほか

【第2章】健康・医療戦略

〔対談者〕内閣総理大臣補佐官 和泉洋人氏
  健康・医療は今、日本で最大に関心を持つべき分野

 2020年までに医療・介護・健康分野のデジタル基盤を構築
 ヘルスケアポイントでインセンティブを付与
 「健康経営」推進のカギは評価の見える化  ほか

【第3章】データ活用

〔対談者〕楽天会長兼社長 三木谷浩史氏
  多様なデータを統合して分析することで見えてくるものがある

 グローバルなデータとの差分から日本人の特徴を浮き彫りにする
 一つのIDですべてのデータを結び付けられるのが強みに
「面倒くさくない」ように自動化することがポイント  ほか

【第4章】ウエアラブル・デバイス

〔対談者〕ジェイアイエヌ社長 田中仁氏
  「自分を見る」機能で眼鏡の概念を変える

 目の動きと姿勢、体の動きがわかる眼鏡を開発
 「目の動き」がさまざまな体と心の状態を教えてくれる
 体の内面の情報を定量化し、予兆をつかむ  ほか

【第5章】未病/産業創出

〔対談者〕神奈川県知事 黒岩祐治氏
  「未病」への取り組みが社会・経済を活性化する

 未病産業創出のため研究会や独自ブランドを次々立ち上げる
 未病を治す取り組みには最先端の科学技術が不可欠
 未病の概念が医療や医師の在り方を変える  ほか

【第6章】在宅介護/情報共有

〔対談者〕カナミックネットワーク会長 山本稔氏
  多職種連携がデータ活用の新たな可能性を拓く

 門外漢だから発想できた「多職種連携」
 地域包括ケアでは医療がイニシアチブを取る
 活用されていない情報の中にも予兆は潜んでいる  ほか

【第7章】在宅医療/医療のアルゴリズム化

〔対談者〕医療法人社団 悠翔会理事長・診療部長 佐々木淳氏
  治療がQOLの改善につながるとは限らない

 高齢者の予防医学は、現場の知恵の活用がカギ
 高齢者の医療は引き算で考える4
 リスクを抽出し、ライフスタイルに則して一つでも引き下げて  ほか

内容説明

「一億総活躍社会」実現の大前提!IoHH(インターネット・オブ・ヒューマン・ヘルス)を提唱する著者が、キーパーソンと徹底討論!

目次

総論 なぜ、今IoHHなのか
第1章 認知症/フレイル―対談者 鳥羽研二氏(国立長寿医療研究センター理事長)認知症の発症を五年遅らせられれば、患者数は半分以下になる
第2章 健康・医療戦略―対談者 和泉洋人氏(内閣総理大臣補佐官)健康・医療は今、日本で最大に関心を持つべき分野
第3章 データ活用―対談者 三木谷浩史氏(楽天会長兼社長)多様なデータを統合して分析することで見えてくるものがある
第4章 ウエアラブル・デバイス―対談者 田中仁氏(ジェイアイエヌ社長)「自分を見る」機能で眼鏡の概念を変える
第5章 未病/産業創出―対談者 黒岩祐治氏(神奈川県知事)「未病」への取り組みが社会・経済を活性化する
第6章 在宅介護/情報共有―対談者 山本稔氏(カナミックネットワーク会長)多職種連携がデータ活用の新たな可能性を拓く
第7章 在宅医療/医療のアルゴリズム化―対談者 佐々木淳氏(医療法人社団悠翔会理事長・診療部長)治療がQOLの改善につながるとは限らない

著者等紹介

片山さつき[カタヤマサツキ]
参議院議員。1959年埼玉県生まれ。82年東京大学法学部卒業後、大蔵省(現・財務省)入省。入省後23年間で、84~85年フランス国立行政学院(ENA)留学。89年以降、広島国税局海田税務署長(西日本女性初)、国際金融局課長補佐(女性初のG7・サミット政府代表団員)、横浜税関総務部長、銀行局企画官、主計局主計官など女性初のポストを歴任。2005年第44回衆議院議員総選挙で初当選(静岡7区)、2010年参議院(全国比例区)に転じ、自民党トップ当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゆう

2
仕事柄ヘルスケアに携わっており、未病に注目している中、古本屋で見かけて購入。 上記テーマに先駆けて取り組んでいる方との対談を中心に書かれていて参考になった。 ここで書かれていることは近い将来実現されると思います。2019/04/26

M I

1
対談形式で軽快な文章が読みやすかった。 センサーによる計測など、これからすすむことを期待します。 また、想像以上に数年後の医療費に対して不安を覚えましたが、減らすには一人一人の理解と努力が必要だと感じました。2019/01/31

Cota

1
書店で見かけて衝動買い。医者にかかる前にビッグデータを活用して病気にならないようにして医療費を抑えよう、という本。なんだかSFじみた領域に踏み込んでいる(笑)。政治家でこういう事を考えている人もいるのか。しかし、それ以前に検診の結果をちゃんと活用するとか、高血圧や糖尿病の治療を全うするだけでもかなり違うハズなんだけどなあ(溜息)2016/04/18

Kentaro

0
楽天の三木谷さんやJINSの田中さんといった経営者から、神奈川県の黒岩知事や内閣総理大臣補佐官の和泉さんなどと対談しながら、医療データのデジタル化の推進、ウェアラブルデバイスを活用したセンシングによるバイタルデータの活用、眼鏡へのセンシング機能の充実と病気の検知、ビッグデータと人工知能の医療分野への積極応用などを話しています。 片山さつきさんがこれだけICT、IoTの活用に明るかったのかと見直した一冊でした。 2017/06/18

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