日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う

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日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822277901
  • NDC分類 319.210
  • Cコード C0031

内容説明

4月のオバマ訪韓で迫られた「踏み絵」を振り切り、7月の習近平訪韓で“ルビコン河”を渡り始めた韓国。激変必至のアジア地図、日本はいかに進むべきか。米中の対立激化、北朝鮮の変節、ロシアの影―。一気に流動化する世界の「これから」を読み解く。

目次

第1章 日本なんか大嫌い(朴槿恵が「アベと会えない」理由―読者と考える 慰安婦こそ韓国の弱点;中国に「NO」と言えない韓国―読者と考える 反日を煙幕にした恐中;韓国の識者が語る韓国人の本音1 「安倍首相の韓国語は失敗でした」)
第2章 オバマを軽くあしらった朴槿恵(韓国の識者が語る韓国人の本音2 「どうせ米国から見捨てられるのだ」;韓国の識者が語る韓国人の本音3 八方美人は嫌われる;首脳会談でも韓国を引き戻せなかった米国 オバマの前で「中国が頼み」と言い切った朴槿恵;韓国の迷走―読者と考える オバマが帰ると即、習近平に秋波を送った朴槿恵)
第3章 脅す米中、惑う韓国(二股外交は支持されているか―読者と考える もう、韓国人の3割が「中国に鞍替え」;二股外交は成功するか―読者と考える 「漁夫の利外交」で韓国は無限大のツケを払う;韓国人は反発しないのか―読者と考える ついに「属国に戻れ」と韓国に命じた中国;「米中板挟み」に耐えかね「中立化」探る―「フィンランドになりたい」と言い出した韓国;語られ始めた中立化-読者と考える―「先祖返りした韓国」を見切る米国)
第4章 習近平がやってきた(中韓首脳会談を木村幹教授と読む1 ルビコン河で溺れる韓国;中韓首脳会談を木村幹教授と読む2 習近平に底なし沼で助けられた朴槿恵;中韓首脳会談を木村幹教授と読む3 中国が仕掛けた「中立化の罠」にはまる韓国)

著者等紹介

鈴置高史[スズオキタカブミ]
日本経済新聞社編集委員。1954年、愛知県生まれ。早稲田大学政経学部卒。77年、日本経済新聞社に入社、産業部に配属。大阪経済部、東大阪分室を経てソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)。04年から05年まで経済解説部長。95~96年にハーバード大学日米関係プログラム研究員、06年にイースト・ウエスト・センター(ハワイ)ジェファーソン・プログラム・フェロー。「中国の工場現場を歩き中国経済のぼっ興を描いた」として02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

39
朝鮮半島を巡る国際情勢を説いた本四冊目。前巻から本書の期間までは習近平訪韓以外特に目新しいものはなく、センセーショナリズムには欠けている。ただそのせいか今回は韓国の立ち位置、心情が対談という形で解説されており、その形式のせいか今までの流れや現在の立ち位置というものが非常にわかりやすい。事件やイベントから読み解いていくよりも、こちらの方がいいのかも。それにしても日本の右派左派共に韓国に対する視線はウェットなものになりがちな昨今、事実だけを元にしたドライな視点というものは本当に貴重なものではあるまいか。2014/09/17

金吾

18
韓国の国としての意識を考える参考になります。自意識の高さは理解不能の域ですが、歴史的に自立をあまり経験していないためなのかなと思いました。日本も韓国に対しては感情的な部分が多いので割りきる方がいいと感じました。2022/01/17

ソルト佐藤

3
読み漏れていたので消化。現在が、ここに描かれている以上の速度で変わっているのが驚き。まさかの米大使テロ発生ですしね。 内容としては『上から目線からの卑日』の発生について。ただ、これは、今までの左翼系文化人の『上から目線の韓国への擁護や援助』の裏返しかもしれない。2015/03/14

yomihajime

3
 APECを前に韓国が日本に接近している。しかしこの本を読んでいればその理由や背景が手に取るようにわかる。日韓で分析するのではなく、日米中韓の枠組みで考える。離米従中がキーワードだ。2014/09/16

モリヤマ リン

2
日経ビジネスオンラインで連載中の、「早読み 深読み 朝鮮半島」をまとめた第4巻。もともとの記事が時事を追いかけているので、まとめられた本を読むと、朝鮮半島に視点を据えた年表ができる。単発的に他国を扱う本よりも、こうやって、淡々と記録を積み重ねる本の方が、10年、20年後に価値があるのではないだろうか。2014/09/13

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