内容説明
4月のオバマ訪韓で迫られた「踏み絵」を振り切り、7月の習近平訪韓で“ルビコン河”を渡り始めた韓国。激変必至のアジア地図、日本はいかに進むべきか。米中の対立激化、北朝鮮の変節、ロシアの影―。一気に流動化する世界の「これから」を読み解く。
目次
第1章 日本なんか大嫌い(朴槿恵が「アベと会えない」理由―読者と考える 慰安婦こそ韓国の弱点;中国に「NO」と言えない韓国―読者と考える 反日を煙幕にした恐中;韓国の識者が語る韓国人の本音1 「安倍首相の韓国語は失敗でした」)
第2章 オバマを軽くあしらった朴槿恵(韓国の識者が語る韓国人の本音2 「どうせ米国から見捨てられるのだ」;韓国の識者が語る韓国人の本音3 八方美人は嫌われる;首脳会談でも韓国を引き戻せなかった米国 オバマの前で「中国が頼み」と言い切った朴槿恵;韓国の迷走―読者と考える オバマが帰ると即、習近平に秋波を送った朴槿恵)
第3章 脅す米中、惑う韓国(二股外交は支持されているか―読者と考える もう、韓国人の3割が「中国に鞍替え」;二股外交は成功するか―読者と考える 「漁夫の利外交」で韓国は無限大のツケを払う;韓国人は反発しないのか―読者と考える ついに「属国に戻れ」と韓国に命じた中国;「米中板挟み」に耐えかね「中立化」探る―「フィンランドになりたい」と言い出した韓国;語られ始めた中立化-読者と考える―「先祖返りした韓国」を見切る米国)
第4章 習近平がやってきた(中韓首脳会談を木村幹教授と読む1 ルビコン河で溺れる韓国;中韓首脳会談を木村幹教授と読む2 習近平に底なし沼で助けられた朴槿恵;中韓首脳会談を木村幹教授と読む3 中国が仕掛けた「中立化の罠」にはまる韓国)
著者等紹介
鈴置高史[スズオキタカブミ]
日本経済新聞社編集委員。1954年、愛知県生まれ。早稲田大学政経学部卒。77年、日本経済新聞社に入社、産業部に配属。大阪経済部、東大阪分室を経てソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)。04年から05年まで経済解説部長。95~96年にハーバード大学日米関係プログラム研究員、06年にイースト・ウエスト・センター(ハワイ)ジェファーソン・プログラム・フェロー。「中国の工場現場を歩き中国経済のぼっ興を描いた」として02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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