未完の流通革命―大丸松坂屋、再生の25年

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未完の流通革命―大丸松坂屋、再生の25年

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822277864
  • NDC分類 673.8
  • Cコード C0034

出版社内容情報

大丸の社長として新しい業態の百貨店を作り続けた奥田氏の半世紀。流通革命を夢見て改革に邁進したリアリストの挑戦と挫折、アマゾンなど新興勢力の登場に伴う変化と勝算などを描く。

内容説明

孤高の改革者、奥田務が四半世紀を賭して紡ぎ上げた経営の真髄がここにある!瀕死の老舗百貨店が業界随一の高収益企業に生まれ変わったのはなぜか?!

目次

第1章 一九七四年ニューヨーク―アメリカで知った小売業の未来
第2章 一九七六年ニューヨーク―米国百貨店、百花繚乱の時代
第3章 一九八三年大阪・梅田―“宇宙人”の挑戦と挫折
第4章 一九九一年メルボルン―異国の地で覚醒した「経営者・奥田務」
第5章 一九九七年大阪・心斎橋―大丸改革の神髄
第6章 二〇〇三年札幌―北の大地に作り上げた「理想の百貨店」
第7章 二〇〇七年大阪、名古屋、東京―老舗同士の統合がなぜ成功したのか
第8章 二〇〇九年大阪・心斎橋―新しい百貨店モデルへ
第9章 二〇一四年台北、上海―百貨店からマルチリテーラーへ

著者等紹介

奥田務[オクダツトム]
J.フロントリテイリング相談役。1939年生まれ。64年3月慶応義塾大学法学部卒業後、大丸に入社。30代で米ニューヨークのファッション工科大学(FIT)に留学。欧米の百貨店経営を学び、帰国後は83年に開店した大丸梅田店の開業準備に尽力。その後、91年に大丸オーストラリア代表取締役。95年に帰任し、常務に昇格。97年大丸社長に就任。2003年大丸CEO(最高経営責任者)兼会長に就き、2007年には名古屋の老舗百貨店、松坂屋との経営統合を主導。大丸と松坂屋の統合によって誕生したJ.フロント リテイリングで社長兼CEOを務める。2010年に会長兼CEOに就き、2013年から相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

72
奥田務さんって優秀なんだろうな。言っていること、やっていることが非常にスマート。ただ「革命」という言葉は盛りすぎで、せいぜい「業務見直し」か、よく言って「改革」(と個人的には思う)。流通業界で革命家に当たる人物とは、松下幸之助の価格統制に従わずに「ダイエー・松下戦争」を起こしたとか中内功さんとか、「エブリシングストア」を標榜して本当に実践したジェフ・ベゾスさんとかが相当すると思う。後者の方たちの方が返り血を浴びながら革命を起こしたと思う。2017/03/29

かんちゃん

11
老舗百貨店の革命児が自ら語る四半世紀。ホントはいろいろあっただろうけど、随分と抑制の効いた文面。当たり前のことが書かれているだけだが、その裏にある苦闘の日々には「お疲れ様」と言いたい。一見アメリカかぶれのようにも見えるが、江戸時代から続く老舗を変革した実績は、単にそれだけではない。なかなか腹の据わったオッさんだ。2014/12/14

あつ子🐈‍⬛

5
「学問を身につけておいたほうがいい。荷物にならないから」2025/02/03

エリナ松岡

5
タイトルは著者が小売業に進むきっかけとなったという『流通革命』にかけているようで、社名が示す通りの百貨店にこだわらず小売業者として変革し続ける姿勢にぴったりマッチしてると思います。理論も非常に客観的で申し分ないですが、実行することに重きを置いてどんどん物事を進めていくところは本当に素晴らしい。自叙伝なので綺麗な部分しか見せていないのかもしれませんが、ヤマトの小倉さんの著作に匹敵する面白さです。2017/04/07

モビエイト

3
奥田務さんが大丸の社長になられた時、トヨタの社長である碩さんと兄弟で別の企業で社長になったのにビックリした記憶があります。大丸で実績を残されていたので本を執筆されないかと思っていましたが、やっと読む事が出来ました。『経営者の仕事は言い続ける事』と名経営者は皆言われており思いを伝え、共有する事の大切さがわかりました。2014/12/14

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