出版社内容情報
3Dプリンティング/付加製造の今を徹底解説!3Dプリンターの活用拡大に必携の一冊。
◆ 3Dプリンティング/付加製造(Additive Manufacturing)の今を徹底解説!
◆ 製品や技術、応用に関する15本の動向記事、8社の活用事例を掲載!
◆ 低価格機からハイブリッド加工機まで、主要製品の詳細情報と一覧表形式
3Dプリンターの魅力は、何と言っても複雑な形状を一体造形できることです。試作プロセスにとどまらず、最終製品の製造手段としての活用も広がりつつあります。3Dプリンターを活用することで、革新的なビジネスモデルを考え出して競争力の源泉とする企業も続々と登場しています。
しかし、3Dプリンターと一言で言っても、各装置で採用する造形方式、使える材料、そして実現できる精度などは異なります。さらに、3Dプリンターの進化は目覚ましく、使える材料のバリエーションは増え、精度の向上も年々進んでいます。3Dプリンターの基本原理を理解した上で、市場にどのような3Dプリンターが存在するのかを把握し、その特徴を最大限に生かすことが求められているのです。
今後重要となるのは3Dプリンターを使いこなすためのノウハウの蓄積です。世の中にある数多くの成形・加工技術がそうであるように、3Dプリンターも万能ではなく、その実力を正確に見極めることが不可欠です。既存の成形・加工技術との組み合わせや使い分けも必要となります。製品や技術の進化が激しい今こそが、他社との差異化を図るノウハウを蓄積する絶好の機会です。
本書「3Dプリンター総覧」では、そのために有用な情報を揃えました。第1章 解説編では、3Dプリンターに関する基礎的な技術や製品、活用に関する国内外の動向を解説し、第2章 活用編では先進ユーザーの詳細な活用事例を紹介します。製品に関する情報を提供する第3章と第4章では現在の主要な3Dプリンターの詳細仕様及び網羅性を高めた一覧表を掲載します。
これから3Dプリンターの活用を拡大しようとするために必携の一冊です。
≪第1章≫ 解説編
・製造業の3Dプリンター活用が節目に、「試作」から「実製品の製造」へ進化
・3Dプリンターの特許出願動向、パナソニックとJSRが世界トップ10入り
・最大の課題は材料の少なさ、材料提供で新規参入の機会も
・コストと期間のハードル下がる、実物で“尖った”特性を評価
・「EuroMold 2014」詳報、海外で活用広がる金属3Dプリンター
・プロ向けの最新3Dプリンター続々、活況呈する「EuroMold 2013」
・相次ぐ国産小型3Dプリンター、光造形で精度を高め、中小/個人利用狙う
・3Dコピー機や食品向けなども登場、米展示会で新3Dプリンター相次ぐ
・砂糖と陶器用の3Dプリンター開発進む、巨大サービスビューローにも潜入
・リコーが3Dプリンター事業に参入、製造業を対象にサポート力で差異化
・一段上をいく最新工作機械、3DプリントやFSWの機能を組み込む
・国産の低価格3Dプリンターが続々登場、オープンソースをベースに独自機能で競う
・次世代3Dプリンターの国プロが始動、5年後に速度10倍、精度5倍を目指す
・3Dプリンターでの違法造形を防ぐソフト、銃などの危険物や模倣品のデータを識別
・山形大学、3D曲面への電子回路印刷技術、柔軟なブランケットで導電性インクを転写
≪第2章≫ 活用編
・3Dプリンターで造形したレプリカはどっち?
・2人乗り小型EVのCFRP製ボディー、その革新的な造り方とは?
・最終目標は1個生産を1/100の期間で、積層と切削の複合加工を金型で展開〔パナソニック〕
・金属3Dプリンターの実力を検証、予熱の有無で実現形状に差〔金属技研〕
・3Dプリンターで膨大な試作、使いやすさを徹底的に刷新〔トンボ鉛筆〕
・実際の心臓を精緻に再現、術前検討に威力〔クロスエフェクト〕
・一歩先行く検証を掌中に、液体の出し入れ感にこだわる〔ライオン〕
・設計者自ら3Dプリンター操作、アイデアを直ちに現物化〔サーモス〕
≪第3章≫ 製品詳細仕様
【3D Systems社】
・Cube3 ・CubePro ・ProJet 1000/1500 ・ProJet 1200
・ProJet 353510 SD&HD ・ProJet 3510 CP&CPX/3500CPXMax
・ProJet 4500 ・ProJet 5000 ・ProJet 5500X
・ProJet 6000 SD&HD/7000 SD/HD ・ProJet x60シリーズ
・ProX 100/200/300/400 ・ProX 500/500Plus、sPro 60/140/230
・ProX 800/950
【Arcam社】
・Arcam Q10/Q20/A2X
【Concept Laser社】
・M1/M2/Mlab
【EOS社】
・EOSINT M 280、EOS M 290/400 ・FORMIGA P、EOS P/EOSINT P
【ExOne社】
・M-Print/M-Flex ・S-Print/S-Max
【Makerbot社】
・Replicator
【Mcor Technologies社】
・Mcor IRIS
【Solido社】
・Solod SD 300 Pro
【Solidscape社】
・3Zシリーズ
【Stratasys社】
・Dimension Elite/1200es ・Fotus 250mc/380mc/450mc/900mc
・Mojo ・Objet24/30/30 Pro/30 Prime
・Objet260 Connex1/ Connex2/ Connex3 ・Objet350 Connex1/ Connex2/ Connex3
・Objet500 Connex1/ Connex2/ Connex3 ・Objet1000
・Objet Eden260VS/260S ・uPrint SE/SE Plus
【Tiertime Technology社】
・UP Plus2/UP mini
【XYZprinting社】
・ダヴィンチ1.0A/2.0A Duo ・ダヴィンチ1.0 AiO
【アスペクト】
・RaFaEl 150/300/550
【アビー】
・SCOOVO C170/X4/X9/X9G ・SCOOVO MA10/MA30
【キーエンス】
・Agillista-3100
【Genkei 】
・atom 3Dプリンター ・Trino 3Dプリンター ・TITAN 3Dプリンター
【シーメット】
・Rapid Meister ATOMm-4000/ATOMm-8000
【スマイルリンク/ディビジョン・エンジニアリング】
・DS.1000
【ソディック】
・OPM250L
【ディーメック】
・ACCULAS BA-30S/BA-30H/BA-45S/BA-85S
【ホットプロシード】
・Blade1
【ボンサイラボ】
・BS-01+
【松浦機械製作所】
・LUMEX Avance-25
【ムトーエンジニアリング】
・MF-500/ 1000/ 1100/ 2000
【ローランドディー.ジー.】
・ARM-10
≪第4章≫ 主要製品一覧表