スイッチング電源制御設計の基礎

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  • サイズ A5判/ページ数 157p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822275280
  • NDC分類 542.9
  • Cコード C3054

出版社内容情報

電源制御理論の本質を身に付けるための新定番。電源制御の“三種の神器”である一巡伝達関数、出力インピーダンス、入出力特性を詳解

電源の制御をデジタル化するデジタル電源の広がりや、双方向電源によるエネルギーの有効活用など、電源の制御設計の重要性が増している。様々なアプリケーションに対応した電源システムの構築には、電源の普遍的な制御理論を熟知し設計することが重要である。

本書では、これまでの電源設計の教科書にはない新しい見地から基礎理論および実践例を解説している。電源の制御設計において重要な制御対象である電源主回路を、解析により定式化する。その手法として負荷電流を変数にした新しい状態平均化法を用いている。制御系を包括的に設計するために重要な3つの指標(三種の神器:一巡伝達関数、出力インピーダンス、入出力特性)について解説。事例として非絶縁DC-DCコンバータを例に分かりやすく解説。

【主な内容】

・スイッチング電源とその制御の歴史
・基本的なコンバータ回路の説明
・状態平均化法によるコンバータの解析
・降圧型コンバータの伝達関数の導出
・昇圧型コンバータの伝達関数の導出
・スイッチング電源の制御機構と3つの指標(三種の神器)
・一巡伝達関数
・出力インピーダンス
・入出力特性
・降圧型コンバータの制御系設計
・昇圧型コンバータの制御系設計

目次

第1章 スイッチング電源とその制御の歴史
第2章 スイッチング電源回路基本トポロジーの概要
第3章 状態平均化法によるコンバータの解析
第4章 スイッチング電源の制御機構と三つの指標
第5章 降圧型コンバータの制御系設計
第6章 昇圧型コンバータの制御系設計
付録 負荷抵抗R0を外部変数とする降圧型コンバータの伝達関数の導出

著者等紹介

安部征哉[アベセイヤ]
九州工業大学大学院生命体工学研究科准教授。2005年3月に九州大学大学院システム情報科学府博士後期課程を修了し、同年4月から同システム情報科学研究院学術研究員。2006年から助手、2007年から助教。2010年4月から国際東アジア研究センター上級研究員でスイッチング電源の研究に従事。2014年10月から現職。2011年電子情報通信学会電子通信エネルギー技術研究会若手エンジニア論文発表賞受賞。博士(工学)

財津俊行[ザイツトシユキ]
日本テキサス・インスツルメンツ上級主任技師。1985年からNECで通信機器用電源の開発に従事し、1993年に米バージニア工科大学客員研究員に着任。1997年に九州大学大学院システム情報科学研究科博士後期課程修了。日本ルーセント・テクノロジーパワーシステムズ・デザインセンター長を経て、2001年からTDKのパワーシステムズグループのマーケティングマネージャを担当。2004年に渡米し、米TDK Innoveta社のマーケティング・ディレクターを担当。2006年から米Texas Instruments社、2007年より日本テキサス・インスツルメンツ。2014年に広島工業大学大学院情報システム科学専攻非常勤講師。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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