菊竹清訓巡礼

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菊竹清訓巡礼

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  • サイズ A4判/ページ数 215p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822274627
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C3052

内容説明

独自の分析とイラストで掘り起こす、菊竹建築の魅力。長女・菊竹雪さんへのインタビュー、詳細なプロジェクト年表も収録。

目次

1 1950年代‐1960年代(スカイハウス1958―正方形住宅の先駆け;出雲大社庁の舎1963―「寄り代」としての建築;館林市庁舎1963―高層のキャンチレバー ほか)
2 1970年代‐1980年代(芹沢文学館1970―肥大化した4本のコア;京都信用金庫1971―コミュニティのための「傘」;火の山公園山頂展望施設、めかりパーキングエリア休憩施設、壇ノ浦パーキングエリア休憩施設1973―眺望を演出する動線 ほか)
3 1990年代‐2000年代(東名高速道路海老名サービスエリア1991―白と黒の長い壁;江戸東京博物館1992―空虚なるモニュメント;大分県マリンカルチャーセンター1992―陸に上がった大型客船 ほか)

著者等紹介

磯達雄[イソタツオ]
1963年埼玉県生まれ。88年名古屋大学工学部建築学科卒業。88~99年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。02年から編集事務所・フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師

宮沢洋[ミヤザワヒロシ]
1967年東京生まれ、千葉県育ち。90年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、日経BP社入社。『日経アーキテクチュア』編集部に配属。以来、現在まで建築一筋。2005年1月~08年3月『昭和モダン建築巡礼』、08年9月~11年7月『建築巡礼ポストモダン編』を連載。11年9月から『建築巡礼/古建築編』を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かっぱ

32
【図書館】再読。宮崎県の都城市民会館が解体されることが決まったという新聞記事を読んでもう1度、その姿が見たくなった。こんな建築は二度と造られないだろう。再読してみて、菊竹建築が一番多く見られるのは京都とあった。そう言えば、京都信用金庫は菊竹建築だったと思い出す。西陣支店が現存しているなら見に行きたい。建築物だけが残ると寂しい空間になってしまう。改めて人がいてこその建築と感じた。人の存在が建築に温かみを与える。2019/06/29

かっぱ

29
【図書館】昭和モダン建築巡礼西日本編の一番最初に登場した都城市民会館。何度見ても迫力がある造形です。菊竹清訓の自宅であるスカイハウスも味のある建築。宙に浮いたような建築は、幼少期の洪水体験の影響とか。佐渡グランドホテルと江戸東京博物館はいまにものっしのっしと歩き出しそう。島根県立美術館のガラス面に映った宍道湖に沈む夕日の美しいこと。すでに取り壊されてはいるけれども、エキスポタワー、パシフィックホテル茅ヶ崎、ホテルCOSIMAなどは古いSF映画に出てくる未来都市っぽくていい。2014/11/08

ビイーン

25
都城市民会館は怪獣的な迫力がたまらない。佐渡グランドホテルは長さが120mあり、まるで橋を連想させる。江戸東京博物館は巨大ロボットのようで動き出しそうだ。菊竹氏の建築はなんとも個性的で面白い。そして上空に建物を持ち上げた共通デザインは菊竹氏の子供の頃にあった洪水体験が根底にあるのだという。2018/06/24

URI(病気養生

3
去年なくなった菊竹氏の現存してる建築探訪した本。作者の建築の変異は見応えはあります。があとがきでの「現代建築は大事にされなさすぎる」という一言は胸を打つ2013/03/22

bb

2
亡くなっていたとは知らずショック…。「メガストラクチャーだけじゃないんだぜ」という著者のメッセージ通り、本書からは菊竹建築の魅力が様々な側面から伝わってくる。久留米市民会館内部のぶっ飛びぶり、黒石ほるぷ子ども館に見る子供たちへの眼差し。個人的には、机上の空論に終わったのでは?と疑っていたメタボリズムの実践例を、スカイハウスや佐渡グランドホテルでちゃんと確認できたのが嬉しかった。表紙にもなった島根県立美術館に映える夕陽を見るに至っては、これが晩年に辿りついた境地か、と感動すら覚えた。…とても良い本です。2012/12/23

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