内容説明
食べていくために働くのならば、宝くじに当たったら、もう働かない?いいえ、それでも人は働くでしょう。その理由は…。大人気シリーズ第3弾。7人の識者から、将来、働く人、今、働く人へのメッセージ。
目次
子ども編(天野篤;有川浩;池上彰;坂本フジヱ;浜矩子;樋口泰行;三浦しをん)
大人編
著者等紹介
宮本恵理子[ミヤモトエリコ]
1978年福岡県生まれ。筑波大学卒業後、日経ホーム出版社(現・日経BP社)に入社。『日経WOMAN』『日経EW』『日経ヘルス』の編集記者を経て、09年よりフリーランスとして活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
67
「大人はどうして働くの?」子供からの問いかけに、三浦しをんさん有川浩さん、池上彰さんらが優しく語りかけます。大人の立場からしても、興味惹かれるタイトル。読んでいて気付かされたのはいかに私が自分本意で仕事をしていて、未熟な途上に立っているか自覚を得た事です。前半はルビを振った子供向けの内容で、後半は同じような内容ではあるのですが大人に対して発信された章になっています。大人には子育てサポートのアドバイス、子供には今から出来る事のアドバイス等も書かれています。将来を考えるきっかけにもなるのではないかと思います。2015/03/17
ヒデミン@もも
42
どうして働くのか? 自分の子どもには生きていくためには働いてお金を稼がないとっと答えてきたものですが、この本のなかにはその答えがたくさんありました。働くことより人生を生きるヒントみたいなものが多かったけど。「大きな夢を持て」より「たくさんのことを知れ」、「天職とは導かれるもの子どもの好きなように羽ばたかせて」 三浦しをんさんの「人のためになっているという実感を持てるということは、社会の中での居場所を感じられる」と言うのが印象的だったが、経済学者の浜矩子さんの文が一番納得できた。小学校でこんなふうに経済を2014/10/22
りの
26
良本です!しをんさんが子供にどんな回答をするのかとの興味で手にした本。様々な職業の第一線で活躍されている方7人が、子供向け・大人向けにお話されてます。小学生対象かと思いますが、中・高生にも響くのではないかと。大人向けは、親へのアドバイスの要素が大きかった、お子さんも大きいだろうと思われる年代の方々のお話が沁みました。90歳現役助産師の坂本フジエさんのお話は別格で印象的でした。あ、しをんさん、良かったです(^^)2015/01/27
みつりんご
25
七人の識者による「働く定義」。子供向けのページは小学生高学年位対象かな?大人宛は同じ内容を保護者向けにしたもの。前ダイエー、現マイクロソフト日本法人社長の樋口氏、庶民的なお人柄が伝わってきました。エリートになるべき教育を受けた訳でもなく普通のご家庭で大学を出て電機メーカー勤務からのスタート。不遇の時代にも諦めない意思を持たれていたこと、子供にも伝わるといいな。七人共通しているのは「好きな事を見つけて何でもやってみよう」。九十才の助産師の坂本さん、人生の最後に楽しそうな人、私の目標です。2015/05/28
とよぽん
22
なぜ働くのか? 7人の有識者が熱く語っている。子供向けに編集された「子ども編」と保護者向けの「大人編」に分けられている。医師、作家、ジャーナリスト、経済学者、助産師、経営者等から、珠玉の言葉を次々とシャワーのように浴びせられて、一気に読んだ。中学生、そしてその保護者、教員の方にも、ぜひ読んでほしい。2017/02/05