出版社内容情報
企業のトップや人事が知りたい女性活躍推進法の概要や効果的な進め方を豊富な他社事例を紹介しながらわかりやすく解説します。
会社を強くする
ビジネススクールでは学べない最新の「ダイバーシティ経営」
いよいよ4月1日の女性活躍推進法が施行します。全国に1万5000社あるといわれる従業員301人以上の企業は数値目標を含んだ女性活躍の行動計画をつくることが義務付けられています。
女性活躍推進に注目が集まる中、どの本よりもわかりやすく、やさしく、女性活躍についてまとめたのが本書です。
著者は、日経ウーマンの創刊メンバーで編集長・発行人を勤め、このテーマを30年以上追っています。その取材経験で得た知見がこの本には反映されています。女性活躍を間違って進めて組織がぎくしゃくしないように、正しく進めることが重要になります。
まず、第一章では、女性活躍推進法を解説いたします。この新法で政府がどんなことを狙っているのか、企業はそれにどのように対応すればよいのかを例を使用してご紹介いたします。
次に、女性活躍を進めるうえで知っておくべきことを、5つのポイントにまとめました。ここのパートには、明日からできる、どこの会社にも取り入れられるノウハウや情報が詰まっています。
もし、女性活躍施策を展開するのにあまり時間がないお急ぎの方は、第1章だけでもお読みください。
進めるポイントは中小企業であっても地方の企業であっても変わりません。
第二章は、「日経WOMAN 女性が活躍する会社ベスト100」のランキング企業20社の経営戦略と人事施策の詳細を公開しています。
【主な内容】
第1章 女性活躍を推進するためにまず、知っておきたいこと
1 女性活躍推進法について
2 なぜ日本では女性が活躍できないのか
<コラム>「資生堂ショック」はこう読み解く
3 女性活躍を進める上で企業がなすべきこと
第2章 ベンチマーク企業のダイバーシティ施策とその効果
資生堂 / セブン&アイ・ホールディングス / ANA / ジェイティービー / 第一生命保険 / 日本IBM / ??島屋 /
ソニー / みずほフィナンシャルグループ / 大和証券グループ / アクセンチュア / 帝人 / KDDI /
サントリーホールディングス / 日立製作所 / 日産自動車 / 千葉銀行 / SCSK / ブリヂストン / 三菱商事
第3章 企業を強くするダイバーシティマネジメント
・女性の活躍推進と働き方改革
・女性が活躍する会社は企業評価も高まる
■ データ 「日経WOMAN 女性が活躍する会社ベスト100」2015総合ランキング
第1章
女性活躍を推進するためにまず、知っておきたいこと
▼日経BP社執行役員 麓 幸子
1 女性活躍推進法について
2 なぜ日本では女性が活躍できないのか
〈コラム〉「資生堂ショック」はこう読みとく
3 女性活躍を進める上で企業がなすべきこと
第2章
ベンチマーク企業のダイバーシティ施策とその効果
▼取材・執筆/岩井愛佳、吉楽美奈子、西尾英子
【事例01】資生堂
時短勤務の美容職社員の働き方改革に着手 育児中でも活躍するのが当たり前の環境に
【事例02】セブン&アイ・ホールディングス
トップの強いコミットメントで女性活躍を推進 2020年までに女性管理職比率30%を目指す
【事例03】ANA
トップによるD&I宣言で取り組みを加速 女性リーダーの育成・登用を着実に推進
【事例04】ジェイティービー
独自指標でグループ各社の取り組みを“見える化” 女性役員比率5%の目標達成が目前に
【事例05】第一生命保険
全女性社員の“働き方の高度化”を実現 経営層も参画し、リーダーの早期育成を強化
【事例06】日本IBM
世界水準の女性エグゼクティブ登用を目指し 階層別研修や役員のサポートで育成を強化
【事例07】??島屋
多様な働き方を実現し離職率は1%未満 組織への貢献意識の向上に取り組む
【事例08】ソニー
経営トップ主導でグローバルな推進体制を構築 2020年度までに女性管理職15%が国内目標
【事例09】みずほフィナンシャルグループ
女性活躍推進の基本方針「4つのR」を掲げ 多様な取り組みでダイバーシティを推進
【事例10】大和証券グループ
両立支援制度を“気兼ねなく利用できる”環境へ 高次元のワークライフバランスの実現を目指す
【事例11】アクセンチュア
スポンサー制度やモニタリングを活用し 女性管理職育成や育休復職者サポートを実現
【事例12】帝人
2000年に専任組織を設置し活躍を推進 女性管理職は9倍、総合職は4倍に増加
【事例13】KDDI
さらなる女性リーダーの育成・登用を目指し 管理職・ライン長・次世代経営層育成に注力
【事例14】サントリーホールディングス
働き方改革やキャリアストレッチ機会の強化で 女性が自信を持って活躍できる会社を目指す
【事例15】日立製作所
グループ横断の全国ネットワークを構築 2020年度までに女性管理職1000人を目指す
【事例16】日産自動車
管理職育成と育児期社員の意識づけに注力 働き方改革「Happy8」で生産性向上も推進
【事例17】千葉銀行
女性が活躍する組織づくりを始めて10年 管理職登用と両立支援をバランスよく実現
【事例18】SCSK
トップダウンで「働き方の改革」を実施 長時間労働の是正で長く働き続けられる会社に
【事例19】ブリヂストン
両立支援拡充で女性の就労継続を可能に 今後は女性管理職育成に力を注ぐ
【事例20】三菱商事
「女性活躍推進パッケージ」を15年度から実施 14施策を展開し、女性の活躍推進を本格化
第3章
企業を強くするダイバーシティマネジメント
~ワーク・ライフ・バランス管理職の育成を~
女性の活躍推進と働き方改革
▼中央大学大学院 戦略経営研究科(ビジネススクール) 教授 佐藤博樹
~日経WOMAN「女性が活躍する会社」上位企業の株式パフォーマンス分析から~
女性が活躍する会社は企業評価も高まる
▼大和証券 投資戦略部 クオンツチーム部長 チーフクオンツアナリスト 吉野貴晶
日経WOMAN 女性が活躍する会社Best100 2015総合ランキング
内容説明
ビジネススクールでは学べない最新の「ダイバーシティ経営」
目次
第1章 女性活躍を推進するためにまず、知っておきたいこと(女性活躍推進法について;なぜ、日本では女性が活躍できないのか;先進企業が必ず実施する5つのこと)
第2章 ベンチマーク企業のダイバーシティ施策とその効果(資生堂―時短勤務の美容職社員の働き方改革に着手 育児中でも活躍するのが当たり前の環境に;セブン&アイ・ホールディングス―トップの強いコミットメントで女性活躍を推進 2020年までに女性管理職比率30%を目指す;ANA―トップによるD&I宣言で取り組みを加速 女性リーダーの育成・登用を着実に推進 ほか)
第3章 企業を強くするダイバーシティマネジメント(ワーク・ライフ・バランス管理職の育成を―女性の活躍推進と働き方改革;日経WOMAN「女性が活躍する会社」上位企業の株式パフォーマンス分析から―女性が活躍する会社は企業評価も高まる)
著者等紹介
麓幸子[フモトサチコ]
日経BP社執行役員。1984年筑波大学卒業。同年日経BP社入社。88年日経ウーマンの創刊メンバーとなる。2006年日経ウーマン編集長。12年ビズライフ局長。日経ウーマン、日経ヘルスなど3媒体の発行人となる。14年日経BPヒット総合研究所長・執行役員。15年日経BP総合研究所副所長。16年現職。14年法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。内閣府、林野庁、経団連・21世紀政策研究所などの委員を歴任。筑波大学非常勤講師。一男一女の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sas
kiki
つくしんぼ
黒とかげ
黒猿