出版社内容情報
3万時間。企業に勤めるあなたが一生涯で会議に費やす時間です。
これほどの膨大な時間を費やしているにもかかわらず、効率的でまともな会議はなかなかないのが実情です。
本書の主人公、鈴川葵は入社2年目のごく普通の女の子。
自分の部署でおこなわれる「グダグダ会議」にふと疑問を抱きます。
「なぜ、会議はこんなにつまらないのだろう・・・」
そのことをきっかけに、彼女は会議で小さな改革を始めます。
最初は、「たった一言」を口にするだけの小さな改革。
しかし、そこから確実に会議は変わり始めます。
小さなチャレンジを実直に積み重ねていくことによって、彼女は部署全員を巻き込み会議改革を成功させ、そして大きな成果を生み出していきます。
何をすれば会議が変わるのか、実際にどう変わっていくのか?
物語を通して、分かりやすく会議改革のやり方を解説していきます。
少しずつ脱皮するように会議が変わっていくプロセスを、主人公とともに追体験してください。
第1章◆初めてのダメ会議◆
入社2年目にして、初めて課の定例会議に参加した葵はそのグダグダっぷりに
衝撃を受ける。さらに「生涯会議時間」を計算してみたところ、驚きの数字が!
第2章◆確認するファシリテーションを始める◆
ダメ会議を愚痴る葵に、コンサルタントである父は「なら、変えよう!」と提案し、
ファシリテーションを教えようとする。
尻込みする葵に父が教えたのは、会議を変える「魔法の一言」だった。
第3章◆書くファシリテーションを始める◆
ファシリテーションの第一歩を踏み出した葵だが、参加者が好き勝手に自分の意見を
しゃべり、かみ合わない会議を仕切れず落ち込む。
そこで父は、ホワイトボードに書いて意見を整理する手法を伝授する。
第4章◆隠れないファシリテーションを始める◆
突如葵たちを襲う「部署解体」の危機!課題解決会議を開くも、参加者の意図や
思いがすれ違い、一向に前に進まない。前に出て会議を「仕切る」スキルが必要だと考えた父は、葵と片澤を自分の会社に招く。
そこで葵が見たものは…。
第5章◆Prepするファシリテーションを始める◆
父の会社の会議で準備の必要性を痛感した葵と片澤は、八つのステップで進行を考える手法を学ぶ。
そしていよいよ、部署存続をかけた課題解決会議の当日。葵はファシリテーターとして会議を仕切れるのか。
エピローグ◆2つの転機◆
大仕事を終え、新たな道を歩み出す顧客サポート課のメンバー。
葵、片澤、幸田の次なる挑戦とは。
【著者紹介】
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ(株) アソシエイト・ディレクター大学卒業後、大和ハウス工業株式会社に入社。住宅の設計業務に従事すると同時に、業務改善活動に携わり、改革をやり遂げる大変さと大事さを痛感する。ケンブリッジ入社後は「現場を変えられるコンサルタント」を目指し、金融・通信・運送など幅広い業界で業務改革プロジェクトに参画。ファシリテーションを活かした納得感のあるプロジェクト推進を得意としている。一級建築士。主な著書に、『業務改革の教科書』(日本経済新聞出版社)
内容説明
職場の会議のグダグダぶりに悩む、入社2年目女子、鈴川葵。「生涯会議時間」が3万時間にも上ることを知って一念発起し、コンサルタントの父の指南を受けて会議のカイゼンに挑戦する。そこで知ったのが、会議を変える「魔法の一言」だった―。結論がでる、みんな納得、内職ゼロ、時間短縮。会議をうまく進める方法が物語でカンタンにわかる!
目次
第1章 初めてのダメ会議
第2章 確認するファシリテーションを始める
第3章 書くファシリテーションを始める
第4章 隠れないファシリテーションを始める
第5章 Prepするファシリテーションを始める
エピローグ 2つの転機
著者等紹介
榊巻亮[サカマキリョウ]
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズアソシエイト・ディレクター。大学卒業後、大和ハウス工業に入社。住宅の設計業務に従事すると同時に、業務改善活動に携わり、改革をやり遂げる大変さ、現場を巻き込み納得感を引き出すことの大事さを痛感する。ケンブリッジ入社後は「現場を変えられるコンサルタント」を目指し、金融・通信・運送など幅広い業界で業務改革プロジェクトに参画。新サービス立ち上げプロジェクトや、人材育成を重視したプロジェクトなども数多く支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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