新社会基盤 マイナンバーの全貌―制度対応の勘所からビジネス・医療での活用まで

市民が主役の地域情報化推進協議会番号制度研究会【編】/森田 朗【監修】

日経ＢＰ（2015/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 351p／高さ 22cm
• 商品コード 9784822271688
• NDC分類 317.6
• Cコード C3036

出版社内容情報

『いつまでに何をしなければならないのか？　いつから何ができるのか？

多彩な側面を持つマイナンバー制度の今とこれからを、これ1冊でまるごと理解』



2016年1月に始動するマイナンバー制度の今とこれからを、豊富な図表を用いてわかりやすく解説。

企業の人事・労務・経理部門での実務対応と、自治体での事務・条例・システム面の対処について

具体的な取り組み方を紹介するとともに、制度を支える各種システムの仕組み、

個人情報保護に関わる留意点、超高齢社会に向けた活用策などを丁寧に説明する。

政官学の識者のインタビューや座談会も収録。企業や自治体で税・社会保障に関わる実務担当者のほか、

企業向けのマイナンバー関連ビジネスに携わる方、医療分野などでの新しい官民連携サービスを

検討する方などに必携の1冊。

【第1章】 マイナンバー制度とは

［第1節］ 速習マイナンバー

［第2節］ 住民サービスの向上 何が便利になるのか



【第2章】 制度の実務対応指南―民間企業編

［第1節］ マイナンバー制度で民間企業が行うこと

［第2節］ 企業におけるマイナンバー対応実務

［第3節］ 企業における安全管理措置

［第4節］ 民間企業におけるマイナンバー制度の活用



【第3章】 制度の実務対応指南―自治体編

［第1節］ 制度導入のための準備

［第2節］ 個人番号利用事務実施者としての取り組み



【第4章】 制度を支えるシステムの役割

［第1節］ 番号を発行し安全に情報連携させるための仕組み

［第2節］ 本人確認と不正防止の仕組み

［第3節］ 個人による監視と個人への情報提供のための仕組み

［第4節］ 既存業務における情報連携

［第5節］ ITガバナンスの役割



【第5章】 個人情報保護を支える仕組み

［第1節］ 個人情報保護法制と「2000個問題」

［第2節］ 医療等IDの必要性と導入に向けた課題・解決策



【第6章】 制度施行と今後の発展への展望

［第1節］ インタビュー『与野党3党国会議員と識者が語る制度活用の姿』

［第2節］ 座談会『目指すべき医療情報化社会の実現に向けて』

内容説明

制度の仕組み・効用・対応術から、活用への展望を網羅！企業や自治体で必要な実務作業は？医療・金融・行政に起こる変化とは？制度を変えるシステムの仕組みは？２０２０年には医療・戸籍・預貯金にも。

目次

第１章　マイナンバー制度とは
第２章　制度の実務対応指南―民間企業編
第３章　制度の実務対応指南―自治体編
第４章　制度を支えるシステムの役割
第５章　個人情報保護を支える仕組み
第６章　制度施行と今後の発展への展望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[茶幸才斎]

マイナンバー制度が実現しようとする内容と、これを支える法制度的また技術的な仕組み、民間企業と自治体が対応すべき事項などを論じた本。マイナンバー及び個人番号カードをどこまで有効活用できるか、可能性はさまざまに語られるが、どこまで実現できるかは、ひとえに国の官僚の政策の推進能力と関係部局を協調させる（ねじ伏せる）調整能力いかんに掛かっていると思う。また、本書の随所に「医療等ＩＤ」導入への期待が滲むが、厚労省がまず注力すべきは、来年１月からのマイナンバー利用開始への確実な対応だろう。真剣味が感じられないのだよ。

2015/10/30

[hori-chan]

受託サイドとしては、 ・ 情報提供ネットワーク の話とか、 ・ 個人番号カードを使った本人確認 の話とか、 しっかり理解しておかないといかんなと。 良さげな本だったので買ってしまおう。

2016/06/11

途中までしか読んでないけれど、読んだことにする。文章が堅くて読む気力が無くなってしまった(さながら法律書)。この本は、マイナンバーの導入を推進する側が書いた本であることに注意。よく説明されてはいる。まあでもICT化に伴って、旧式だと叩かれる行政の業務を刷新し、必要経費を削減するというのはいいことだと自分は思う。問題は…法とお役所仕事に雁字搦めにされている点なんだろうか…。上手くいけばいいけれど。マイナンバーのシステムのセキュリティだけでなく、国民のセキュリティに対する意識も問われる制度だと感じる。

2016/05/19