NA建築家シリーズ<br> 内藤廣

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NA建築家シリーズ
内藤廣

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  • サイズ B5判/ページ数 303p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784822266837
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C3052

内容説明

2011年春、東大退官。内藤廣が「建築」に帰ってくる。初めて明かす東京大学での内藤式教育法。発注者が見た「海の博物館」の25年。館長との二人三脚が生んだ超省エネ建築。開館までの曲折と、「今」を追う。

目次

「海博」まで―1950‐1995年(「37歳の時、建築を続けてもいいかなと初めて思った」;海の博物館・収蔵庫―1990年 ほか)
「牧野」まで―1996‐2000年(「今の時代の困難は仕事のあるなしと関係ない」;安曇野ちひろ美術館―1997年 ほか)
「益田」まで―2001‐2005年(倫理研究所富士高原研修所―2001年;最上川ふるさと総合公園センターハウス―2001年 ほか)
特別対談(施工を語る―加賀田正実氏+大川郁夫氏(ともに現場所長)「『建築は人間がつくる』という一番大切なこと」
構造を語る―岡村仁(構造家)「解析だけではない構造家の本当の役割」
住宅を語る―太田理加(元所員)「人と人がぶつかり合う住宅設計は『試練の場』」)
「土木」へ―2006年(「皮膜だけに頼った建築デザインは限界に」―藤森照信氏との対談;日向市駅―2008年 ほか)
設計手法・教育観(内藤事務所のコスト管理術;「新たな技術と向き合って論理的に形を生む」―遠藤勝勧氏との対談 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつもり

1
表紙となっている島根県芸術文化センターをはじめ、魅かれる建物がとても多いですが、なかなか行けなさそう…。「表層のデザインで恣意性を多く介在させると、できた瞬間における空間のインパクトは強いが、時間性は弱まる。時間性を大事にしようとすれば、自意識をねじふせなければならない。私の場合は、時の流れに耐える空間を設計するために、…構造や機能、設備をより重視したい。」(P.20)「建築の竣工時に価値の最大ピークがくるようにつく」(P.46)られる建築とは異なるものづくりができないかという模索に共感しました。2022/01/08

christinayan01

1
対談が多いのでファン必見の一冊。私は写真目的で。やはり木の使い方が素敵だ。他の建築家よりも構造に対する思慮がかなり強く勉強になる。 建築家を続ける気もそんなになかったみたい。建築が好きだという情熱は口からはそんなに出てこないがすごく精神を注ぐタイプという印象。口から発する言葉は考えていることのほんのわずかでしかなくて、本当に頭脳明晰なんだろうなあという気もした。2020/02/25

1
本書は『日経アーキテクチュア』にこれまで掲載された内藤先生のインタビューや対談、建築物の解説などをまとめたもの。時代の変化に耐えうるような建築への志向は、出世作である『海の博物館』のときから常に一貫していることがよく分かる。また構造や素材、ディテールといった技術的なものへの拘りも、それが流行に左右されない「確かで変わらないもの」だからであり、さらにその姿勢はメタフィジカルなものへと偏重した現在の建築教育に対して、フィジカルなものの大切さを教えてくれる。2011/06/23

とうこ

0
メモ。いかにメンテナンスの負担を軽くするか。建築の異物感を緩和するには。内と外との関係性。循環材、できればそこの自然から供給される材料を使う。住宅設計は原点に戻れる仕事、生身の人間同士のぶつかり合い。...「入所したばかりの所員は、まずは数量拾いから......2、3年かけて積算の勘所を身に付けていく。」(p.267)今ここだ。(図書館本)2015/11/18

tsumizeKa

0
内藤廣のインタビュー・対談等が乗っている。印象に残っているのは「37歳の時に建築を続けてもいいかなと初めて思った。」という言葉。2013/08/29

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