出版社内容情報
優秀なデザイナーやクリエイティブな経営者の思考法をまねることで
新しい商品やサービスの創造につなげるデザイン・シンキング。
これまでは概念ばかりでしたが、いまや国内事例が続々と出てきています。
本書は日立やリコー、ヤフー、ソニー、富士ゼロックス、東芝、ヤマハ、NEC、ブリヂストンなど
28社の事例から成功ポイントを探るほかデザイナーの新たな役割にも言及。
モノやサービスが売れない時代の必読書です。
【第1章】 デザイン・シンキングとは何か
【第2章】 事例──発想を育てる
【第3章】 事例──顧客起点を徹底
【第4章】 事例──現場主義を貫く
【第5章】 事例──新たな社会基盤へ
【第6章】 成功のカギは全社が一丸となった推進体制
【第7章】 クリエイターがビジネスを主導
【第8章】 デザイナーの役割が変わる
内容説明
ロジカル・シンキングだけでは未来を作れない―。日立、ヤフー、コクヨ、オイシックス、ソニー、富士通ほか、様々な分野の企業が採用する注目の手法を28社の事例で解説。生活者起点のアプローチで画期的な商品・サービスをつくりだせ!
目次
第1章 デザイン・シンキングとは何か
第2章 事例―発想を育てる
第3章 事例―顧客起点を徹底
第4章 事例―現場主義を貫く
第5章 事例―新たな社会基盤へ
第6章 成功のカギは全社が一丸となった推進体制
第7章 クリエイターがビジネスを主導
第8章 デザイナーの役割が変わる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かえるくん
13
「デザイン思考」のなんたるかもわからないままではマズイと思い、『デザイン思考が世界を変える』とどちらを先に読もうか迷ったすえに事例中心のこちらを選んでみたけど、もう少し吟味してから購入すべきだった。というのは、前書きで雑誌の特集をまとめて一部加筆したものであると断っているのだが、本文中の図版を指し示す位置がちがっていたり、事例紹介が物足りなかったりして、やっつけ仕事であるのが明白だからだ。とはいえ巻末のデザイン思考を理解するための15冊は初心者にはありがたい(これも雑誌からそのまま掲載したみたいだけど)。2015/02/09
おいくろ
4
一言で表すと事例カタログかな。掘り下げられてはいないので、いきなり読んでも得るものは少ないと思う。デザイン思考が何かを知った上で読むとヒントが得られるかな。総じて概要的な内容なので、買って手元に置きたい本ではない。2016/07/22
Porco
3
事例がたくさん載っているのだけれども、どれも簡単にしか書かれていないのでちょっと消化不良。結局、デザイン・シンキングというのは、方法が形式化されたフレームワークみたいなものではなくて、考え方の姿勢とか態度とかのことなのだろうか。至極まっとうな考え方のように思うし、それだけに、なんか斬新さがよくわからない(ちゃんと実践できている! というのは衝撃的ではありますが)。あと、急いで作ったのかもしれませんけど、ちょっと文章荒くないですか。2015/08/19
Kazyury
2
残念ながらあまり得るものはなかったというのが正直な感想。事例の数は多いのだけど、表層的なので広告を見ているレベル感。事例の数を減らしてでも、もう少し深堀して欲しかったかな。 プロジェクトのメンバーを顧客として取り扱うことで、メンバーのUXを高めたいのだが、まだまだ暗中模索ちゅう。2018/02/28
ぱぴんちゅ
2
デザインシンキング取り入れるとこんないいことあるよ、というのはなんとなく伝わるが、結局、デザインシンキングの「肝」が何かはイマイチわからず。。個々の事例に、「ここにデザインシンキングのこんな考え方や手法を取り入れたから」こんなブレークスルーが起きたよ(逆に取り入れなければこうで終わっていたという対比なんかがあってもよいかも)ともう一段掘り下げてほしいなぁとも思いました。2015/09/11