内容説明
ヨーロッパの街角で見つけた事例を中心に、91のデザイン・シンキングの視点を紹介。読めばモノの見方を大きく変えてくれる、珠玉のエッセイ集。
目次
「あっ、そうか」のデザイン
掟破りのパッケージデザイン
笑顔がこぼれる
公共デザインとユーモア
子供の目で
都市のエコサービス
サイクルシティー:システム
サイクルシティー:見守る
プレゼンのセンス
ブランド力と権力のデザイン
安全・安心、そして超パノプチコン社会
減災のデザイン
著者等紹介
竹原あき子[タケハラアキコ]
1940年静岡県浜松市笠井町生まれ。工業デザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
20
主にパリを中心とした工業デザインの数々。巨大なルイ・ヴィトンの仮囲いには驚いた。お洒落だと思う。スーパーの買い物袋が踊っている姿も可愛らしかった。自転車が優遇されているなんて良いと思う。自転車の信号が可愛らしい。日本ではなかなか自転車専用道路の整備が進まない。自転車の事故が多い昨今、なんとかならないものかしら?ショーウインドウに有色人種の子供のマネキンを置いている店主の、人種差別のない世界を願う理想の表明が素敵。2015/03/14
neimu
18
「デザインとわずがたり」過去記事からの抜粋。図書館本。題名といい表紙といい、とても心ひかれた。かつて仕事の関係上、ユニバーサルデザイン関連について調べた時に、様々なアイデアや展示・記事に触れ、世界はこんなに変化・進化しているのだなと生活を見直したものだ。(今は転勤してあらゆる意味で結構どん底)再びこういう本に触れると、人の心に寄り添うデザイン、アイデア、カラー、街の景色に触れることができて、建物に閉じ込められて一日過ごす閉塞的な感覚が解き放たれたような気持になる。美術や家庭科の授業でも受けてみたい内容。2015/02/06
もも
11
日本の中にいたのでは、分からないことがある。自分の知識とすることで、その後のひらめきに影響するんじゃないか、と思い、普段絶対に読まないジャンルの本を読んで見た。主にパリの街中で見かけられるデザインが載っているのだけど、パリのデザインは、みんなで楽しむ、という意欲が強い気がする。ユーモアに溢れていて、とても楽しい。2017/04/23
ybhkr
2
タイトルで借りた。パリの街角で見つけたデザインシンキングが正式なタイトルなのでは?なぜ、パリの、ってつけなかったのかが謎。そっか、SONYはすでにサムソンに負けているのか、パリでは。アップルVSサムソンなのか。あまり異国の経済やなにやらに詳しくないわたしでも、ちょっと衝撃。電化製品や自動車はすでに日本最高みたいな時代は終わってるんだな。諸行無常だな。個人的には子供服の店が有色人種の赤ちゃんのマネキンにシックなデザインの服を着せているのが美しいと感じた。乗馬がエコパトロールかはちょっとわからない。2016/08/18
hisakodosu
2
ユーモアこそと都市は市民のもの。楽しく使おう、がパリの心意気 「色色棒」ポトレット(小型支柱)が可愛い。2015/01/22