内容説明
挑戦し続け、「成し遂げる」ためには何が必要なのか?熱きリーダーたちの姿に、その答えがある。2011年のスーパーコンピューターTOP500ランキングで2期連続世界一を獲得した「京」をはじめとする、8つのプロジェクトに誇りと信念を持って「挑む」、富士通のリーダーたちの物語。
目次
第1章 絶対にNo.1を目指す―スーパーコンピューター「京」
第2章 覚悟を決めて立ち向かう―株式売買システム「アローヘッド」
第3章 妄想を構想に変える―すばる望遠鏡/アルマ望遠鏡
第4章 誰よりも速く―復興支援
第5章 人を幸せにするものをつくる―「らくらくホン」シリーズ
第6章 泥にまみれる―農業クラウド
第7章 仲間の強みを活かす―次世代電子カルテ
第8章 世界を変える志を持つ―ブラジル/手のひら静脈認証
著者等紹介
片瀬京子[カタセキョウコ]
1972年生まれ、東京都出身。98年に大学院を修了し、出版社に入社。雑誌編集部勤務の後、09年からフリー
田島篤[タジマアツシ]
1965年生まれ。日経BP社コンピュータ・ネットワーク局プロデューサー兼ITpro副編集長。89年に日経BP社入社。日経Linux編集長、日経ソフトウェア編集長を経て、11年7月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
9
ビジネスにおいて最終的に重要になることは,人脈である.例えどれほど優れた人であっても,周囲の協力無くしては大きな仕事を仕上げることは出来ない.周囲の人と話をして,考え方を理解してもらい,目的を共有できるようになれば,例え困難な問題であっても挑戦し,克服することが可能となる.2013/02/05
ショウヤ
5
さっと読めた。内容はあっさりだったが、色んなプロジェクトの雰囲気がわかってよかった。解説の実践知のリーダーシップを発揮するための6つの能力は覚えておこう。「1.善い目的を作る能力」「2.場をタイムリーにつくる能力」「3.ありのままの現実を直観する能力」「4.直観の本質を概念化する能力」「5.概念を実現する政治手腕」「6.実践知を組織化する能力」2013/11/26
Kazuya
5
富士通が取組む挑戦を汗と涙の物語としてまとめた一冊。スーパーコンピュータやハワイの天文台など、仲間とともに夢を実現する姿が眩しすぎる。ふと考えるのは「富士通とは本当に挑む力をもった企業なのか」ということ。失われた10年が失われた20年にならない前に、今こそ立ち上がり挑まなければならない。172012/08/01
Masashi
5
スーパーコンピューター「京」をはじめ、高齢者向け携帯の「らくらくホン」やハワイにある「すばる望遠鏡」と言った富士通がどうやって、これらの技術を達成していったのか、それらを実際に携わった社員の活動を振り返りながらまとめた一冊です。 中でも、東日本大震災の時の富士通の人の動き、停車した新幹線の中で企画提案書を作り、直に霞ヶ関へ持っていくいった行動力には敬服しますし、自分もそうありたいと思います。 2012/07/24
Shiho F
5
富士通っていい会社だな、と思えた本。東日本大震災の復興支援の話なんて、鳥肌が立った。同じ会社に、ここまで行動する人がいるなんて! スーパーコンピューター京、すばる望遠鏡、農業クラウド・・・。富士通は社会を、世界を変えるプロジェクトがたくさんある。 世界を変えるものづくりをする人たちに、コーポレート部門で働く自分がどのような形でサポートできるかと、真剣に考えた。 現在育児休暇中だけど、仕事復帰がちょっと楽しみだぞ。2012/07/13