出版社内容情報
在宅医療の複雑な報酬算定の仕組みやポイントを、著名在宅医が図やイラストを交え解説。2016年4月の診療報酬改定にも完全対応。お待たせしました!
大人気シリーズの第4版を発行します。
2016年度診療報酬改定に完全対応
地域包括ケアシステムの構築が本格化する中で、在宅医療は今後重要な役割を担うことになります。
2016年度診療報酬改定でも、在宅医療の充実を図る報酬体系の見直し、新たな施策の追加が行われました。
本書では、その改定内容をいち早く反映するとともに、在宅医療における重要112項目をピックアップ。
報酬の算定要件を満たし、質の高い在宅医療を提供するためには、診療・介護報酬、訪問看護療養費の各制度が複雑に絡み合う算定ルールを正確に理解することが不可欠です。
在宅専門診療所のパイオニアで、数多くの在宅患者を診療してきた、たんぽぽクリニックの永井康徳氏が、算定の“ツボ”を平易に解説します。
● 2016年4月の診療報酬改定の新設項目をもれなく反映
● 図表やマーカーで複雑な算定ルールを分かりやすく解説
● 全国在宅医療テストの過去問で理解度をチェック!
【本書のポイント】
● 各制度にまたがる複雑なルールを整理
● 豊富な図表で算定のポイントを紹介
● 医療保険制度の基礎知識が学べる
● 各項目を見開きでコンパクトに解説
第1章 在宅医療に関する制度の基礎知識
〈S〉1- 1 在宅医療の役割とは
〈S〉1- 2 保険診療上、在宅医療の対象となる患者
〈S〉1- 3 在宅医療を受けられる場所
〈S〉1- 4 カンファレンスでの「4つの呪文」
〈S〉1- 5 訪問看護に対する報酬
〈S〉1- 6 訪問看護は医療保険より介護保険からの給付が優先
〈S〉1- 7 医療保険の訪問看護をうまく利用するのが在宅医療の鍵
〈S〉1- 8 厚生労働大臣が定める疾病等(別表第7)
〈S〉1- 9 語呂合わせによる「厚生労働大臣が定める疾病等」の覚え方
〈S〉1-10 第2号被保険者が介護保険の給付対象となる特定疾病
〈S〉1-11 語呂合わせによる特定疾病の覚え方
〈A〉1-12 厚生労働大臣が定める状態等(別表第8)
〈B〉1-13 主な公費負担医療制度
〈A〉1-14 指定難病に関する医療費助成制度
〈A〉1-15 身体障害者手帳の取得
[NEW]〈A〉1-16 小児在宅医療を行うときに知っておきたいこと
[NEW]〈A〉1-17 有床診療所に求められる役割と診療報酬上の評価
第2章 在宅医療の診療報酬
〈A〉2- 1 医療保険制度の仕組みと窓口負担
〈A〉2- 2 介護保険制度の仕組みと区分支給限度基準額
〈A〉2- 3 障害者総合支援法
〈B〉2- 4 高額療養費用制度と自己負担限度額
〈A〉2- 5 在宅医療の診療報酬の基本構造
〈S〉2- 6 往診と訪問診療
〈A〉2- 7 往診料の算定で注意すべき点
〈A〉2- 8 在宅患者訪問診療料の算定で注意すべき点
〈A〉2- 9 同一建物居住者・同一患家についての留意事項
〈A〉2-10 在宅療養支援診療所と在宅療養支援病院
〈A〉2-11 機能強化型在支診・在支病
〈A〉2-12 在支診・在支病の連携による機能強化型の届け出
[NEW]〈A〉2-13 在宅医療を専門に手がける診療所
[NEW]〈A〉2-14 在宅緩和ケア充実診療所・病院加算、在宅療養実績加算
[NEW]〈S〉2-15 在宅時医学総合管理料と施設入居時等医学総合管理料
[NEW]〈S〉2-16 訪問頻度・重症度・患者数に応じた管理料の算定例
〈A〉2-17 在医総管と施医総管の頻回訪問加算
〈A〉2-18 在医総管、施医総管の在宅移行早期加算
〈A〉2-19 在医総管、施医総管に含まれる費用
[NEW]〈B〉2-20 地域包括診療料・加算、認知症地域包括診療料・加算
〈A〉2-21 在宅がん医療総合診療料
〈A〉2-22 在宅がん医療総合診療料算定の留意事項
〈A〉2-23 自宅で看取りを行った場合の加算
〈B〉2-24 救急搬送診療料、在宅患者訪問栄養食事指導料
〈B〉2-25 在宅患者訪問褥瘡管理指導料
〈A〉2-26 在宅療養指導管理料
〈C〉2-27 在宅自己注射指導管理料
〈C〉2-28 在宅悪性腫瘍等患者指導管理料、在宅悪性腫瘍患者共同指導管理料
〈C〉2-29 在宅中心静脈栄養法指導管理料
〈C〉2-30 在宅自己腹膜灌流指導管理料、在宅自己導尿指導管理料
〈B〉2-31 在宅酸素療法指導管理料、在宅気管切開患者指導管理料
〈C〉2-32 在宅人工呼吸指導管理料、在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料
〈C〉2-33 在宅成分栄養経管栄養法、在宅小児経管栄養法、在宅寝たきり患者処置指導管理料
〈B〉2-34 在宅療養指導管理料と併算定できない処置、注射、指導管理料
〈S〉2-35 在宅で使用できる注射薬と特定保険医療材料
〈A〉2-36 在宅患者訪問点滴注射管理指導料、在宅患者緊急時等カンファレンス料など
〈B〉2-37 退院時共同指導料
〈A〉2-38 訪問診療や訪問看護が同一日に重なる場合の対応
〈B〉2-39 病院の在宅患者受け入れのメリット、特養や老健施設への在宅医療
〈C〉2-40 対診と他医療機関受診
〈A〉2-41 主治医の指示書発行に対する報酬
〈A〉2-42 訪問看護、訪問リハビリテーション指示書の要件
第3章 高齢者施設の入所者への在宅医療
〈S〉3- 1 高齢者施設・住宅の種類と医師や看護師の配置、在宅関連報酬
〈C〉3- 2 特養、老健施設などの入所者への医療提供
〈A〉3- 3 有料老人ホームの入居者への医療提供
〈A〉3- 4 サービス付き高齢者向け住宅の入居者への医療提供
〈A〉3- 5 ショートステイの利用者への医療提供
〈A〉3- 6 グループホーム、小規模多機能型居宅介護などの利用者への医療提供
第4章 訪問看護ステーションによる訪問看護、訪問リハビリテーションに対する報酬
〈A〉4- 1 訪問看護の診療報酬、介護報酬
〈B〉4- 2 機能強化型訪問看護ステーション
〈A〉4- 3 訪問看護関連の点数の対象疾患、状態
〈S〉4- 4 訪問看護の算定日数と提供時間
〈A〉4- 5 長時間訪問看護加算、複数名訪問看護加算
〈B〉4- 6 特別管理加算
〈A〉4- 7 訪問看護ターミナルケア療養費、ターミナルケア加算
〈B〉4- 8 24時間対応体制加算、24時間連絡体制加算、緊急(時)訪問看護加算
〈C〉4- 9 在宅患者連携指導加算、在宅患者緊急時等カンファレンス加算
〈B〉4-10 退院時共同指導加算
〈B〉4-11 外泊時、退院日の訪問看護
〈C〉4-12 訪問看護情報提供療養費、乳幼児(幼児)加算、専門的な訪問看護の評価
〈C〉4-13 訪問看護における早朝・夜間、深夜の加算、サービス提供体制強化加算
〈C〉4-14 看護体制強化加算、初回加算、看護・介護職員連携強化加算
〈A〉4-15 訪問看護における点滴・注射、検体採取、送迎の扱い
〈A〉4-16 高齢者住宅での訪問看護の扱い、医療材料の費用の請求
〈A〉4-17 訪問診療や訪問看護が同一日・同一月に重なる場合
〈A〉4-18 訪問リハビリテーションの概要
〈A〉4-19 訪問リハビリテーションの対象者と報酬
〈B〉4-20 訪問リハビリテーションにおける早朝・夜間、深夜の加算、初回加算など
〈B〉4-21 サービス提供体制強化加算、退院時共同指導加算など
〈B〉4-22 訪問リハビリテーションの報酬の算定制限
〈B〉4-23 訪問看護と訪問リハビリテーションの併算定
第5章 医療機関による訪問看護、訪問リハビリテーションに対する報酬
〈S〉5- 1 訪問看護の算定日数と提供時間
〈A〉5- 2 長時間訪問看護加算、複数名訪問看護加算、在宅移行管理加算、特別管理加算
〈A〉5- 3 在宅ターミナルケア加算、ターミナルケア加算
〈B〉5- 4 緊急(時)訪問看護加算
〈C〉5- 5 在宅患者連携指導加算、在宅患者緊急時等カンファレンス加算
〈B〉5- 6 退院時共同指導料
〈B〉5- 7 退院前、退院日、退院後の訪問看護
〈C〉5- 8 乳幼児(幼児)加算、専門的な訪問看護の評価
〈C〉5- 9 訪問看護における早朝・夜間、深夜の加算、サービス提供体制強化加算
〈C〉5-10 看護体制強化加算、初回加算、看護・介護職員連携強化加算
〈A〉5-11 訪問リハビリテーションの対象者と報酬
〈B〉5-12 リハビリテーションマネジメント加算、社会参加支援加算
〈B〉5-13 短期集中リハビリテーション実施加算、サービス提供体制強化加算
〈B〉5-14 訪問リハビリテーションの報酬の算定制限
第6章 訪問歯科、訪問薬剤指導などに対する報酬
[NEW]〈B〉6- 1 歯科訪問診療における診療報酬の基本構造
[NEW]〈C〉6- 2 歯科訪問診療を提供できる施設と医療・介護の給付調整
[NEW]〈A〉6- 3 医科歯科連携と摂食支援に関する報酬
〈A〉6- 4 薬剤師による訪問薬剤指導
[NEW]〈B〉6- 5 かかりつけ薬剤師に対する報酬
〈B〉6- 6 居宅介護支援に対する報酬
〈B〉6- 7 あん摩・マッサージ・指圧、はり、きゅうの療養費
〈A〉6- 8 介護保険における各職種の居宅療養管理指導
〈C〉6- 9 介護職員による医行為
〈A〉6-10 居宅での死亡診断の法的問題
永井康徳[ナガイヤスノリ]
日経ヘルスケア[ニッケイヘルスケア]