SE職場の真実―どんづまりから見上げた空

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SE職場の真実―どんづまりから見上げた空

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822259990
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C0034

内容説明

派遣SE、システム部門、業務部門のシステム担当…どんな世界かあなたは知っていますか?現場を知らずして真の働き方改革はできぬ。

目次

第1部 SE・プログラマから見える世界(「新人なのに経験者」―偽の職歴で売られた;「生き延びる情報」を交換―3次請けとして派遣される ほか)
第2部 情報システム部門から見える世界(「責任感がないのか」―転職直後に覚えた違和感;「廃棄しかないか」―システムを同志と作り直す ほか)
第3部 業務部門から見える世界(「使う」側と「作る」側の論理は根本的に違う;ついに「情報システムのユーザー側責任者」になる)
第4部 IT業界に入る前に見ていた世界(高校時代に大病 新宿中央公園が心の故郷;「SEが足りなくなる!」―新聞記事を読んで動き出す)
第5部 未来に向けて(プロフェッショナルとは?リーダーとは?;「私はコボラー」若者にはキャリアプランを)

著者等紹介

赤俊哉[セキトシヤ]
1964年生まれ。ソフトハウスでプログラマー、SEとして従事した後、ユーザー企業の情報システム部門に転職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬原晩

2
少し意地悪な書き方かもしれないが、日本の情報システム(特に業務システム)を巡る状況をこう考えている。 (1)品質は悪いがとりあえずユーザーに検品OKもらう。 (2)SIerは保守契約を結ぶ。出来は悪いがシステムは手がかかる(=もうかる)。 (3)ユーザー企業は保守費用の負担が重く、新規開発に予算を回せない。 (4)新規案件が減る。 (5)若手に新規開発を経験させる機会が減少する。 (6)ITエンジニアの技術力が低下する。 (7)日本のIT業界は弱体化する。 (p.228)2018/11/23

masu

2
IT業界が多重下請け構造になっていることは経験上知っているが、1990年代前半時点で既にこのような最悪な状態だったことは知らなかった。現在も根本は変わっておらず、社会の歪は相当根深いと感じた。 確かにどんな職場でも姿勢次第では学べることはあるが、低賃金で激務の中(時に理不尽な理由で)、モチベーションを維持することは簡単ではないと思う。 もし効率よく学べることがあるのであれば頑張ることも意味があるが、そうでない場合や心や体に危険を感じた時にはそこから思い切って抜け出す勇気も必要と感じた。 2018/01/13

ぞだぐぁ

1
業界は違うが、下請けなのでプロパーに変なヤツが居たときの状況がわが身の様に感じられた。2018/05/29

ikngtty

1
SE職場にも色々あるので、ここで描かれているようなことが実際に起きている職場、そこまででもない職場、代わりに別の闇を抱えているような職場があるようにも思う。とにかく、一人のSEの体験した物語としてそこそこ楽しく読めた。 著者は途中、SEからユーザー企業に転職する。受注する側とされる側、両方の視点が語られるのが良いところ。2018/05/23

Great Eagle

1
SE知らない世界でしたがとても面白く読ませて頂きました。大変だと。でも頑張れば何とかなる世界なのかどうかは良く分かりませんでした。2018/03/15

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