目次
第1章 働き方改革はなぜ実現できたのか
第2章 大規模SI向けの体制整備を急げ
第3章 なくならない問題案件
第4章 定着しないSE+
第5章 社員の専門能力を見える化
第6章 戦略分野にリソースを差し向けろ
第7章 「ニアショア1000人体制」確立へ
第8章 パートナー関係をWin‐Winに
第9章 SE+を定着させろ
第10章 「一流企業」への挑戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
40
完成形をイメージしやすい建築や土木の世界とは異なり、情報システムは完成時に備えているべき機能や処理速度などを想像しづらい。このため作りたいシステムのイメージが曖昧な顧客が多い。ひどいときはシステム開発会社に要件定義の作業を丸投げして、要求だけを次々と突き付けてくる。顧客に対して、受け身体質の現場の技術者は、言われた要求を取り込もうと無理する。結果、当初の見積り以上に要件が膨らんだり、要件定義に漏れや矛盾が生じ、後工程でのトラブルを招く。技術者は深夜残業や休日出勤せざるを得ず、長時間労働が常態化する。2020/03/27
もりの
8
作業の見える化、リスクの見える化が大切。商品が目に見えないだけに細やかな気配りが重要。システム会社は大変だなぁと思った。2020/05/07
ニョンブーチョッパー
6
★★★☆☆ 冒頭の旧態依然とした現場の状況については、そうそうと思いながら読めたけれど、客先常駐(派遣)という働き方の場合、どうやったら働き方の改革ができるのかはよく分からなかった。2019/08/20
牧神の午後
4
働き方改革も掛け声だけでなく、仕事のやり方を見直さないといけないということ。会社の合併という一大契機があったにせよ、システム品質を向上させれば障害対応時間もなくなり利益が上がる、さらにそれを梃子にして今取り組んでいる以上の仕事に取り組める、という会社の論理があるのはおいといて、結果として働き方改革もなせる、いわば結果として働き方改革を実現する、その推進者の方々およびそれを支援したであろう経営層・なかんずくトップマネジメントには頭が下がる。上から残業時間削減!だけ言ってても意味がないってね(意味深)2018/12/02
いしばし
3
受け身でいるのではなく主体的に業務改善に取り組んだ結果、システム屋の既成概念であるブラックさを取り払った企業の本。業界用語や社内用語が多くてスッと入らなかったけど、会社を合併したり事業方針を変えたり等の舵取りができる人って凄いな。2021/11/03
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- 和書
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