出版社内容情報
ドクターGでも有名な山中克郎氏の第二の医師人生を探す24カ月
大学教授を辞め、諏訪中央病院で診療を始めた山中克郎氏の診療日記。鑑別に苦慮した疾患の話に加え、諏訪での日常を綴ります。
55歳という年齢を考えると、第一線でバリバリと活躍できるのは、あと10年間かもしれない。しかし、病棟総合診療、救急医療、外来診療は国立病院と大学病院で行ってきたが、もう一つの大切な総合診療領域である「地域医療」だけはまだ経験していない。患者さんや家族の苦しみに近い距離から寄り添い、臨床能力の向上を目指し医学を学び続けていきたい。そんな思いから、55歳で大学教授を辞め、諏訪中央病院で、地域医療を学び直そうとする山中克郎氏。その山中氏の日常診療を、出会った症例の紹介、仲間の医師とのふれあい、長野で見つけた美味しいものや素敵な宿などとともに紹介します。
◆主な内容
・序奏 僕が大学教授を辞めた本当の理由
・冬 ジャイアンのマネをして罹った病気とは?
・春 携帯電話の使い方が分からなくなった62歳男性
・夏 不明熱患者で結膜の出血を見たら…
・秋 冷や汗症例 ~前屈みで増悪する前胸部痛
・二度目の冬 早期治療でヘルペス脳炎患者を救命せよ!
・二度目の春 新研修医と御柱祭、諏訪の春はアツイぜ!
・二度目の夏 繰り返す転倒の陰に隠れている原因とは?
・二度目の秋 清掃中に生じた精巣痛の原因は?
内容説明
「第一線でバリバリと活躍できるのは、あと10年くらいかもしれない。医師としての残りの人生を、これまでにやり残した地域医療に懸けてみたい」こんな思いで、八ヶ岳を望む諏訪中央病院にやって来た山中克郎氏の診療日記。鑑別に苦慮した疾患、在宅医療の話、そして若手医師とのオフタイムなどの日常を綴る。
目次
序奏
第1章 一年目の冬
第2章 一年目の春
第3章 一年目の夏
第4章 一年目の秋
第5章 二年目の冬
第6章 二年目の春
第7章 二年目の夏
第8章 二年目の秋
終奏
著者等紹介
山中克郎[ヤマナカカツオ]
諏訪中央病院院長補佐。1985年名古屋大学卒。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)一般内科、名古屋医療センター総合診療科、藤田保健衛生大学救急総合内科などを経て、2014年12月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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