出版社内容情報
重慶飯店はいかにして横浜中華街の顔となったのか。60年という節目に、その歴史や経営姿勢、ノウハウを凝縮した一冊。
重慶飯店はいかにして横浜中華街の顔となったのか。
60年という節目に、その歴史や経営姿勢、ノウハウを凝縮した一冊。
レストランを皮切りに次々と事業を拡大し、1981年からは現ローズホテル横浜を経営している重慶飯店。そんな重慶飯店が昔と変わらずに大切にしていることは、社員を含めた「家族」を大切にすることー。創業者・李海天、呉延信夫妻から経営のバトンを受け取った息子の宏道、宏為が重慶飯店の発展を支える経営理念とノウハウを子細なエピソード共に綴る。家業から100年企業へ
はじめに
創業期の思いをいかに発展させ、次代に繋いでいくか
龍門グループ構成図
序 章 横浜中華街にて
◆現場こそが一番大事
◆年頭に「今年の指針」を発表
◆社員は大切なファミリー
◆大きな節目となる1年
第1章 横浜に赤いバラが咲いた
ホテルの再興、そして新たなスタート
◆新たな名前は横浜市の花と母への思いから
◆レストランがホテルを造るという壮大な挑戦
◆巨額の借り入れ負担で、倒産の危機に
◆模索の中からの新しいアイデア、そして再興
◆3カ月の入院中も読書で経営について学んだ
◆返済額を増やすか、ホテルを売るか
◆ホリデイ・イン横浜からローズホテル横浜へ
◆ブランディングは、世界的デザイナー
◆地域貢献にも積極的に参加
◆食材の仕入れ先や調理工程を見直す
◆ワールドホテルズへの加盟
第2章 父母が残してくれた宝物
信義礼節、そして大きなビジョン
◆信義礼節を大切にした、創業者・李海天
◆日本で事業を起こすことを決意
◆高級中華四川料理、重慶飯店をスタート
◆横浜中華街初、スーパーマーケット式の売店
◆息子たちをインターナショナルスクールへ
◆社員はファミリーだという意識を大事にする
◆両親からの教え。そして、母との別れ
◆弟・宏為が加わり、兄弟で経営に取り組む
◆北京への帰省。そして、李海天の逝去
◆甘えずおごらず、誠意をもって事業を承継
第3章 重慶ブランドを全国区に
食品事業本部創設、フランチャイズの開始
◆先見の明で、離れた場所に工場を造る
◆ブランディングに世界的デザイナーを起用
◆通信販売と催事出店で食品事業を拡大
◆風評被害で、食品事業が前年比4割減に
◆ブランディングを整え、全国へ販路を拡大
◆あえて東日本大震災後に工場を新設
◆マネジメントのプロが食品事業本部を見直す
◆判断基準のためのビジョンを作る
◆地方進出と重慶飯店のセカンドライン「重慶茶樓」
◆フランチャイズ店「重慶厨房」のスタート
◆新しい食材を取り入れながら、重慶飯店の味を守り続ける
◆別館の閉館と新しい本館への期待
第4章 経営をしていくということ
商売は、真剣にやれば必ず黒字になる
◆月に1度、白衣の幹部が全社を見回る
◆会議では、社長は一切発言しない
◆大事なことは、人の話をよく聞いて分析すること
◆自分のミスを認め、自分から言い出せる文化
◆経営者は、地に足をつけることが大事
◆強い信念があれば、黒字にできる
◆兄弟仲良くが家訓だった
◆兄弟が創る文化が、会社の文化に
◆「ファミリー」である社員のための福利厚生
◆新卒採用、そして幹部採用を継続
◆人を幸せにするために、会社は利益を生む
第5章 はるかな夢に向かって
経営者の努力、そして新たなチャレンジ
◆激動の時代を生き抜き、存在感を高めた20年
◆素早い経営判断のために、多くの情報にアクセス
◆李宏道と楊秀瑛の出会い
◆家では経営者ではなく、父として過ごす
◆返して借りて、挑戦を続ける
◆スイスやクロアチアの国交樹立記念パーティーを開催
◆次の経営は1人に任せたほうがいい
◆龍門グループのチャレンジは続く
おわりに
上阪 徹[ウエサカ トオル]
著・文・その他
内容説明
「企業の寿命は20年」という時代に長く続くワケ!横浜中華街という地の利を生かしビジネスを展開、拡大してきた龍門グループの成功事例を紹介。創業者の思いや理念をどう繋いでいくか、さらなる発展には何が必要なのか、成果を得る人材マネジメントとは。事業承継と経営危機脱出のヒントが満載。
目次
序章 横浜中華街にて
第1章 横浜に赤いバラが咲いた―ホテルの再興、そして新たなスタート
第2章 父母が残してくれた宝物―信義礼節、そして大きなビジョン
第3章 重慶ブランドを全図区に―食品事業本部創設、フランチャイズの開始
第4章 経営をしていくということ―商売は、真剣にやれば必ず黒字になる
第5章 はるかな夢に向かって―経営者の努力、そして新たなチャレンジ
著者等紹介
上阪徹[ウエサカトオル]
1966年、兵庫県生まれ。89年、早稲田大学商学部卒。アパレルメーカーのワールド、リクルート・グループなどを経て、94年よりフリーランスとして独立。雑誌や書籍などで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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