アメリカ経済―成長の終焉〈上〉

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アメリカ経済―成長の終焉〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 545p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822255763
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C2034

出版社内容情報

2012年に発表した「成長の終焉」論文で、アメリカ経済の成長率の鈍化と長期停滞入りを予言したロバート・ゴードンによる画期的なアメリカ経済史。上巻は、南北戦争後の1870年から第二次世界大戦中の1940年までを扱う。
下巻には齊藤誠一橋大学教授の解説を収録。

ロバート・ゴードンは本書で、富について――アメリカ人が過去にどのように富を創造し、享受してきたかを論じている。今後縮小するパイをどう分け合うかを議論するのではなく、さらに富を創出しようと思うのであれば、本書を読み、理解しなくてはならない。
――ピーター・ティール、起業家、投資家、『ゼロ・トゥ・ワン』の著者

アメリカの歴史を知るうえで欠かせない「生活水準」が余すところなく語られている本書は、興味が尽きない。ゴードンは、生き生きとした描写と印象的な統計で生活様式の変遷を浮き彫りにし、われわれは今後も引き続き満足な生活ができるのかを問いかける。その答えは意外なもので、将来の経済成長についての常識的な見方を覆す。比類ない画期的な書と言えよう。
――ロバート・ソロー、ノーベル経済学者

本書はきわめて重要な結論をもつ力作である。具体的な事実と深い洞察が満載で、ページをめくる手が止まらない。読者はわくわくしながら、新たな発見をすることになるだろう。奥深い内容でありながらも、じつに読みやすい。
――ジョージ・アカロフ、ノーベル経済学者

「本書では、アメリカの経済成長が著しく高まった一八七〇年から一九七〇年を「特別な世紀」として順を追ってみていくが、そこで取り上げる物語は世界共通のものである。あらゆる発明や改善が、とくに第二次大戦後の三〇年に、日本をはじめ世界各国に広がったからだ。一九九〇年以降の日本の経済成長率は、戦後の早い時期にくらべて見劣りするが、一九九〇年から二〇一六年の生産性の伸び率は、アメリカのそれと遜色ない。日本のみならず、アメリカや他の先進国も、過去にくらべて生産性の伸びは鈍化している。その理由は本書で詳述するが、現在進行中のイノベーションは、かつて電気や内燃エンジンなどを生み出した「大発明」にくらべて、生産性の伸びに与える影響が小さいためである。アメリカの成長を鈍化させる要因として本書で取り上げた逆風のうち、教育と格差について日本はアメリカほど深刻ではない。日本が抱える高齢化と人口減少の問題はたしかにアメリカよりも大きいが、それによる日本の財政の逆風は誇張されているふしがある。」
 ーー本書日本語版への序文より


日本語版への序文
序文
第1章 はじめにーー成長率の上昇と低下
第1部 一八七〇?一九四〇年 大発明が家庭の内外に革命を起こす
第2章 出発点ーー一八七〇年の生活と仕事
第3章 何を食べ、何を着ていたのか。どこで買っていたのか。
第4章 アメリカの住宅ーー暗く孤立した住宅から、明るくネットワーク化された住宅へ第5章 馬と鉄道に代わる自動車ーー発明と斬新的な改良
第6章 電報からトーキーへーー情報、通信、娯楽
第7章 不潔、残酷、短命ーー病気と早死
第8章 職場と家庭の労働環境
第9章 リスクを取る、リスクを緩和するーー消費者信用、保険、政府

第2部に向けて 革命から進化へ――二〇世紀半ばの変化


ロバート・J・ゴードン[ロバートジェイゴードン]
著・文・その他

高遠 裕子[タカトオユウコ]
翻訳

山岡 由美[ヤマオカユミ]
翻訳

内容説明

独立戦争後から始まるアメリカ国民の生活水準の劇的な変化をイノベーションの観点からダイナミックに描いた記念碑的労作。上巻は1870年から1940年まで。

目次

はじめに―成長率の上昇と低下
第1部 一八七〇年‐一九四〇年 大発明が家庭の内外に革命を起こす(出発点―一八七〇年の生活と仕事;何を食べ、何を着ていたのか。どこで買っていたのか。;アメリカの住宅―暗く孤立した住宅から、明るくネットワーク化された住宅へ;馬と鉄道に代わる自動車―発明と漸進的な改良;電報からトーキーへ―情報、通信、娯楽 ほか)

著者等紹介

ゴードン,ロバート・J.[ゴードン,ロバートJ.] [Gordon,Robert J.]
米ノースウェスタン大学教授。専門はマクロ経済学。1940年生まれ。父は元アメリカ経済学会会長ロバート・アーロン、母マーガレットも経済学者。ハーバード大学、オックスフォード大学を卒業後、マサチューセッツ工科大学でph.D.取得。ハーバード、シカゴ大学助教授を経て、1973年から現職

高遠裕子[タカトオユウコ]
翻訳家。主な訳書にターナー『債務、さもなくば悪魔』(日経BP社)、レヴィット他『ミクロ経済学』基礎編、発展編(東洋経済新報社)など

山岡由美[ヤマオカユミ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。出版社勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

25
18世紀半ばまでの米国は、キツイ労働、不衛生な市街、危険が放置された3K国家。しかし、南北戦争後からWWⅡまでのほんの70年間で劇的な変化を遂げた。上下水道の整備により疫病が減り、幼児死亡率が低下し、人口が増え、寿命も延びた。女性が水汲みの重労働から解放され、負担が減った分、家事の基準が上がり、内需が拡大。電球が実用化され、灯りの安全性が向上し、事故を減らした。鉄道と電信により、商取引、輸送、ジャーナリズムがスピードアップ。大発明とそれを補完するイノベーションの連鎖により成長が加速し、国富が創出された。2019/07/08

koji

12
上巻だけで545頁の大作ですが、興奮させられる1冊でした。本書の主張は、①経済成長する期間は一度だけであり、繰り返されることはない(アメリカは1870年から1970年まで)、②大発明とそれに続く補完的なイノベーションは、市場で生み出されるGDPへの寄与を遥かに上回る生活水準の向上をもたらしたというもの。上巻は1940年迄。文献、統計とも十分でない期間の中で丁寧に緻密に分析しながら具体的な出来事を紡ぎ、主張に沿って分かりやすく物語を展開します。戦後日本人は、この米国生活に憧れて高度成長の階段をかけ上りました2019/03/29

人生ゴルディアス

7
よき。著者の主張は、重要な発明は一回きりで、その後は斬新的な改善が続くため、爆発的な文明の進歩はすでに起こった後であり、今後過去ほど劇的に生活が変化することはない、というもの。そしてこの爆発的な進歩が起きたのが1870~1940年だとする。これ以前だと人々の生活はほとんど中世と変わらず、これ以降だとICTと娯楽分野以外では革命的な発明は起きていないとする。スマホとネットはすごいけど、初めて電気が通ったとか上下水道ができたとかに比べるとインパクトは低い。下巻ではこの鈍化した文明発展の様子を記すようだ。期待2023/11/01

まめタンク

5
2020年64冊目。アメリカの成長と終焉を歴史を紐解きながら解説しています。驚いた事は、1940年代まで今の家に当たり前のように存在しているもの「冷蔵庫」「水洗トイレ」「暖房」といったものが大抵の家には無かったという事です。牛乳を水で薄めて飲んでいたとかは結構、衝撃的です。本書では1940年を近代の始まりとしていますが、今の我々(仮に貧困層であったとしても)は1900年代初期、もっと昔の王侯貴族よりも贅沢な暮らしをしているのだと痛感します。2020/02/15

GASHOW

4
アメリカが開拓されている時分は、多くの問題を抱えていた。当時のヨーロッパも不衛生極まりなかったので、病気の蔓延や新生児死亡率も高く、過酷な時代だったようだ。当時の人びとは、アメリカが世界のリーダーとなることは予想できなかったかもしれない。2019/08/01

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