模倣の経営学 実践プログラム版―NEW COMBINATIONS模倣を創造に変えるイノベーションの王道 (実践プログラム版)

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模倣の経営学 実践プログラム版―NEW COMBINATIONS模倣を創造に変えるイノベーションの王道 (実践プログラム版)

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  • サイズ B6判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822255084
  • NDC分類 335
  • Cコード C0034

出版社内容情報

企業の競争力と進化に関するパラドクスを解明したベストセラー『模倣の経営学』が、
実践的な解説を大幅に増補して新登場!
偉大な企業の「パクリ伝説」をもとに、
ビジネスモデルとテクノロジーを革新する、
「模倣による新結合」の手法を体系化。

ゼロイチという言葉を、よく耳にするようになった。
これは、何も無いところから何かを生み出すということで、無から有を創造することを象徴した表現である。
ちなみに、今あるものを、何十倍、何百倍の価値にすることは、イチから百を生み出すことに喩えられる。
さて、この「ゼロイチ」、そもそも、本当に何も無いところから発想が生まれるのだろうか。
傍からみていてゼロイチに見えるようなことでも、その実はゼロイチでないということは多い。
(中略)
増補した理由は、冒頭で述べたような「ゼロイチ神話」を実際に超えていくための手法や
考え方を解説すべきだと考えたからである。近年、シリコンバレーで培われたノウハウが、
イノベーションプログラムとして体系化されてきている。その中には、まだ国内で知られていないもの、
あるいは模倣に関連性の高いものも含まれる。日経BP社にいただいたこの機会に、ぜひ紹介したいと考えた。
(「はじめに」より)


はじめに:ゼロイチ神話を超えて
初版まえがき:模倣のパラドクス

基本
01[なぞかけ]メタファーと新結合
02[共通性]本質をモデリングする
03[分類]似た者同士を探せ
04[パターン]良い模倣と悪い模倣
05[手順]創造的模倣の5ステップ

探索
06[観察]ありのままに見る
07[探索]遠い世界を見に行く
08[教師]誰をどう真似る?

分析
09[設計]整合すべき4つの要素
10[推論]仮説を導く比較分析法
11[実験]低コストで試す3つの方法

実行
12[創造]再現から独創へ
13[守破離]ギャップを越える複眼モデリング
14[反転]良いお手本を反面教師にする
15[わな]模倣できそうで模倣できない仕組み
16[順序]まず山があって森がある
17[作法]模倣の力を引き出す3つの肝


井上 達彦[イノウエタツヒコ]
早稲田大学商学学術院教授1992年横浜国立大学経営学部卒業。1997年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了(経営学博士)。広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教授、早稲田大学商学部助教授(大学院商学研究科夜間MBAコース兼務)などを経て、2008年から現職。2011年9月から独立行政法人経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー、2012年4月から2014年3月までペンシルバニア大学ウォートンスクール・シニアフェローを兼務。2003年経営情報学会論文賞受賞。専門分野は、競争戦略とビジネスシステム(ビジネスモデル)。主な著書に、『ブラックスワンの経営学』(日経BP社)、『情報技術と事業システムの進化』(白桃書房)、『事業システム戦略―事業の仕組みと競争優位』(共著、有斐閣)などがある。

内容説明

偉大な企業の「パクリ伝説」をもとに、ビジネスモデルとテクノロジーを革新する、新結合の手法を体系化。企業の競争力と進化に関するパラドクスを解明したベストセラーが、実践解説を大幅に増補して新登場!

目次

基本(なぞかけ―メタファーと新結合;共通性―本質をモデリングする;分類―似た者同士を探せ;パターン―良い模倣と悪い模倣;手順―創造的模倣の5ステップ)
探索(観察―ありのままに見る;探索―遠い世界を見に行く;教師―誰をどう真似る?)
分析(設計―整合すべき4つの要素;推論―仮説を導く比較分析法;実験―低コストで試す3つの方法)
実行(創造―再現から独創へ;守破離―ギャップを越える複眼モデリング;反転―良いお手本を反面教師にする;わな―模倣できそうで模倣できない仕組み;順序―まず山があって森がある;作法―模倣の力を引き出す3つの肝)

著者等紹介

井上達彦[イノウエタツヒコ]
早稲田大学商学学術院教授。1992年横浜国立大学経営学部卒業。1997年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了(経営学博士)。広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教授、早稲田大学商学部助教授(大学院商学研究科夜間MBAコース兼務)などを経て、2008年から現職。2011年9月から2013年8月まで独立行政法人経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー、2012年4月から2014年3月までペンシルバニア大学ウォートンスクール・シニアフェローを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mstr_kk

7
仕事のために読みました。普段こういうものは読まないのですが、事例が豊富でわかりやすく、面白く読みました。ただ、同じ話題の重複が多かった気はします。あと、公文のところではっきり感じたのですが、「成功」したビジネスモデルを持ち上げすぎているのではないでしょうか?2020/04/24

hiyu

6
極端に理解困難な内容があるものではない。模倣することの動機付けそのものが困難というわけでもない。「良い模倣は垂直運動で悪い模倣は横滑り」というのも非常に参考になる。ところで、本書でも示された「守破離」。「守破離」それぞれを結びつけるいわば実行力、そして継続の差はどこにあるのか、本書を読んでそれが最も気になった。個人のバックグラウンドで異なるのはそうなのかもしれないが。2018/02/16

Shiro

2
模倣によるイノベーション創出方法を事例とともに語ったもの。模倣と分類して語るべきかは別として、ヤマトがUPSだけでなく航空業界も参考にして物流・取次店NWを構築した話、スターバックスがエスプレッソバーを単純模倣して失敗した後に軌道修正していった話、任天堂がアタリのオープン性を反転模倣しSONYはその任天堂を反転模倣して成功した話、KUMONの中途半端に模倣(自学自習に徹しきらない教材・指導を)し失敗する数多くの企業の話、ニトリが米国のトータルコーディネート・透明価格を模倣した話等はなかなか興味深い2021/06/30

tiki

1
後段の公文の話が特に面白かった。模倣するなら枝葉ではなく森レベルで対象を理解する必要があるし、模倣されないビジネスであり続けるには森レベルで持続的な価値提供&儲ける仕組みを磨き続ける必要がある2019/04/25

spike

1
イノベーションのためのビジネスモデルなどの「模倣」について事例をもとに詳説。ただし自家薬籠中のモノとするには、ただのマネじゃダメできちんとした思考と観察が必要、という当たり前のことではあるのですが。2018/01/02

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