Nikkei BP classics<br> 隷従への道

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Nikkei BP classics
隷従への道

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  • サイズ B6判/ページ数 532p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822251734
  • NDC分類 331.72
  • Cコード C0330

出版社内容情報

自由主義経済学者による社会主義の書。ジョン・メイナード・ケインズはブレトンウッズ会議に向かう途中で『隷従への道』を読み、ハイエクに宛てた手紙の中で「偉大な著作」だと激賞し、「精神的にも思想的にもこの本のほぼすべてに同意する。単に同意するだけでなく、深く感銘を受けた」と述べた。
ただしそれに続いて「これがどこに一線を引くべきかという問題であることは、あなた自身がよくわかっているだろう。どこかに線引きをしなければならない。この論理を極端まで推し進めることは不可能だ。しかしあなたは、どこにその一線を引くべきかということをどこにも示していない」と書いている。

ハイエクがこれらの批判を真摯に受けとめたことはあきらかだ。彼はその後数年をかけて、『隷従への道』の主張をより精緻に検討し敷衍した論文を二本も書き、政治哲学に多大な貢献をしている。『自由と法』(邦訳春秋社刊)では、自由主義的立憲政治を支える思想について論じ、個人の活動領域とすべきものを定義するとともに、強制力を独占する政府は法の支配によってその強制力を制限されねばならないとした。同書の三分の一を割いて、ハイエクはそうした政治構造と合致する政策を論じている。
(ブルース・コールドウェルの序文から)
第1章 放棄された道
第2章 偉大なユートピア
第3章 個人主義と集産主義
第4章 計画の「必然性」
第5章 計画と民主主義
第6章 計画と法の支配
第7章 経済の管理と全体主義
第8章 誰が、誰を?
第9章 保障と自由
第10章 最悪の人間が指導者になるのはなぜか
第11章 真実の終わり
第12章 ナチズムを生んだ社会主義
第13章 いまここにいる全体主義者
第14章 物質的な条件と観念的な目標
第15章 国際秩序の要望
結論


第1章 放棄された道
第2章 偉大なユートピア
第3章 個人主義と集産主義
第4章 計画の「必然性」
第5章 計画と民主主義
第6章 計画と法の支配
第7章 経済の管理と全体主義
第8章 誰が、誰を?
第9章 保障と自由
第10章 最悪の人間が指導者になるのはなぜか
第11章 真実の終わり
第12章 ナチズムを生んだ社会主義
第13章 いまここにいる全体主義者
第14章 物質的な条件と観念的な目標
第15章 国際秩序の要望
結論

フリードリヒ・ハイエク[フリードリヒハイエク]
1899‾1992。オーストリア・ハンガリー帝国の首都ウィーン生まれの経済学者、哲学者。ウィーン大学で法学と政治学の博士号を取得。ルートヴィヒ・フォン・ミーゼスらの流れを汲むオーストリア学派の一員として、景気循環をめぐってケインズ、社会主義経済計算をめぐってオスカー・ランゲらと論争を展開。1931年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授に就任。1944年刊行の『隷従への道』は英米でベストセラーに。1950年にシカゴ大学教授、1962年からフライブルク大学教授。1974年ノーベル経済学賞受賞。主な著作に『貨幣理論と景気循環』、『自由の条件』、『法と立法と自由』、『致命的な思い上がり』、『貨幣発行自由化論』。

村井 章子[ムライアキコ]

内容説明

ケインズと対極に立つ20世紀を代表する経済学者の社会主義批判。ナチスと闘った英国人に、「法の支配」に基づく自由民主主義がいかに大切か、社会主義を含む集産主義がなぜ全体主義に行き着くのかを説いた自由主義のバイブル。

目次

放棄された道
偉大なユートピア
個人主義と集産主義
計画の「必然性」
計画と民主主義
計画と法の支配
経済の管理と全体主義
誰が、誰を?
保障と自由
最悪の人間が指導者になるのはなぜか
真実の終わり
ナチズムを生んだ社会主義
いまここにいる全体主義者
物質的な条件と観念的な目標
国際秩序の展望

著者等紹介

ハイエク,フリードリヒ[ハイエク,フリードリヒ] [Hayek,Friedrich]
1899~1992。オーストリア・ハンガリー帝国の首都ウィーン生まれの経済学者、哲学者。ウィーン大学で法学と政治学の博士号を取得。ルートヴィヒ・フォン・ミーゼスらの流れを汲むオーストリア学派の一員として、景気循環をめぐってケインズ、社会主義経済計算をめぐってオスカー・ランゲらと論争を展開。1931年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授に就任。1944年刊行の『隷従への道』は英米でベストセラーに。1950年にシカゴ大学教授、1962年からフライブルク大学教授

村井章子[ムライアキコ]
翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

174
ハイエクは経済学の巨人だが、本書に経済はあまり出てこない。全体主義思想がいかに魅力的に見えてしまうか、そしてその実態が以下に恐ろしいものであるか訴える書。個人の幸福の定義は権力に預けてはならないと説く。集産主義を批判しつつもそれが理性を欠いた狂気であるとみなす考えは誤りだと説く。誤った信じこみは逆に本質を見誤らせる。全体主義を目指すものは悪に染まっているわけではない。かつての社会主義、共産主義の失敗は、たまたま愚かな指導者に導かれたからではない。2021/05/14

Uncle.Tom

17
マルクスの資本主義批判に感銘を受け、以前には社会主義にちょっと理想を抱いていました。が、今では全く賛成できないですね。計画はその都度の修正が必要なことなのでしょう。革新的なアイデアは常に計画の範囲外にあります。失敗の積み重ねが、その次の成功につながる。そう考えれば、計画遂行のために強制力を発動させることはかなり非効率的なことなのだと感じました。平等を実現するために、各人の自由を犠牲にしてるのでは元も子もない。表面的に見れば素晴らしく見える集産主義ですが、実態は極めて悲惨なものだと考えさせられました。2019/01/25

イボンヌ

10
今まで読んでこなかった経済学分野の本です。全体主義は自由を奪う。自由こそ最も大切で、「過去に文明が発展したのは、人格を持たない市場の力に人間が従ってきたからである」P466 2020/12/12

まるさ

7
書かれてる内容が今の日本に恐ろしくなるくらい当てはまる2018/02/07

人生ゴルディアス

6
ネオコン御用達ハイエク大先生というイメージだったが、読んでみたら子ブッシュ政権時代に聞いた感じとは全然違っていた。ナチスやファシズムという、当時目の前にあったグロテスクな政権の成立や構造を、集産主義・計画経済という観点からすれば必然だとみなし、イギリスがそうならないためにはどうすべきか、と論が組み立てられている。首肯しかねる部分も多いが(再分配は悪とか)、時代背景的な違いな気はする。本書内での中産階級と現代のそれも別物に見える。本書の状況と現代は似てない。2018/02/22

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