Nikkei BP classics<br> 決定の本質―キューバ・ミサイル危機の分析〈2〉 (第2版)

個数:

Nikkei BP classics
決定の本質―キューバ・ミサイル危機の分析〈2〉 (第2版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 19時29分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 475p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822251291
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0330

出版社内容情報

「アート派(歴史家)とサイエンス派(理論家)とからなる外交政策の研究者全体に向けて本書は書かれていると著者たち自身が、序論で触れているように、初版の著者であるアリソンが同僚の歴史家のゼリコウを共著者に選んだのは、アート派とサイエンス派の両者の要求に応えたいという思惑からである。これは甚だ野心的な試みであって、両立は難しい。下手をすれば、虻蜂取らずになる怖れがある。本書に対する批評を何人かの研究者から聞いたことがあるが、その批評も、この両派のいずれかの立場からのものである。読者は、自分の好みに従って、例えば三つのモデルを扱った第1、3、5章は必要な限りで読み、キューバ危機を扱った第2、4、6章に集中するのも良い。」(渡邉昭夫東京大学・青山学院大学名誉教授の解説から)

第?U巻は、第4章「キューバミサイル危機ーー第二モデル(組織行動)による分析」から第7章「結論」までを収録。政治指導者ケネディとフルシチョフ、彼らを取り巻くホワイトハウスの国家安全保障会議執行委員会(エクスコム)とソ連最高幹部会、そして米ソ間の緊迫した駆け引きを舞台裏から克明に解明していく。

【著者紹介】
一九四〇~。ハーバード大学ケネディ行政大学院教授。政治学者。専門は政策決定論、核戦略論。ハーバード大学卒業後、オックスフォード大学で修士号、ハーバード大学で博士号取得。一九七二年から現職。クリントン政権時代に国防総省スタッフとしてウクライナ、ベラルーシなどの核兵器廃棄政策に関与。一九七一年に刊行した『決定の本質』は政策決定論の必読文献。他に『核テロ』、『日・米・ロ新時代へのシナリオ』(共著)。

内容説明

政治指導者ケネディとフルシチョフは何をもとに判断し、どう決断したのか?「合理的アクター」「組織行動」「政府内政治」の3モデルによる分析が導いた結論とは?

目次

第4章 キューバ・ミサイル危機―第二モデルによる分析(キューバにおけるソ連ミサイル配備;アメリカのキューバ封鎖;ソ連ミサイルのキューバ撤去)
第5章 第三モデル―政府内政治(政府内政治の解説;集団過程が選択と行動に及ぼす影響;政府内政治のパラダイム)
第6章 キューバ・ミサイル危機―第三モデルによる分析(アメリカによる海上封鎖;ソ連によるキューバからのミサイル撤去)
第7章 結論(要約―解釈の相違;要約―答えが異なるのか、問いが異なるのか;今後の展開)

著者等紹介

アリソン,グレアム[アリソン,グレアム] [Allison,Graham]
1940~。ハーバード大学ケネディ行政大学院教授。政治学者。専門は政策決定論、核戦略論。ハーバード大学卒業後、オックスフォード大学で修士号、ハーバード大学で博士号取得。1972年から現職。クリントン政権時代に国防総省スタッフとしてウクライナ、ベラルーシなどの核兵器廃棄政策に関与

ゼリコウ,フィリップ[ゼリコウ,フィリップ] [Zelikow,Philip]
1954~。バージニア大学教授。歴史学者。1989年から91年、ブッシュ・シニア政権の国家安全保障会議(NSC)で、スコウクロフト大統領補佐官(国家安全保障担当)のスタッフとして働く。NSCを経てハーバード大学で教鞭を執り、1998年から現職

漆嶋稔[ウルシマミノル]
翻訳者。1956年宮崎県生まれ。神戸大学卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

16
【要旨】二巻目。組織行動モデルと政府内政治モデルの解説。【感想】取り上げた3つのモデルを相互補完的に使うことで分析を精緻化することができるという結論に落ち着く。各モデルの使用と欠点と自覚しておかないと思わぬ結果を引き起こすことは心に留めておきたい。解説にあるようにキューバ危機の主役はケネディであり、別人であったら核戦争もあり得たかもしれないということで大国のトップに立つ人物は重責を負うのだな。2016/11/19

ぽん教授(非実在系)

2
第二・第三モデルを扱うこの巻の方が躍動的で面白い。本書の最後に、想定していた仮想敵たる先行研究をウォルツの『国際政治の理論』としていたことを書いているところまで読むと、「なるほど、だからこんなにも議論の仕込みが丁寧なのね」とある種の感動まで覚える。2016/10/19

人生ゴルディアス

2
1・合理的アクター、2・組織的行動、3・政府内政治、という三種類のレンズでキューバ危機を読み解こうという本書。教科書になるくらいだから説明が長ったらしくて、だるい・・・。それに終わってみれば、まあそらそうだよな! という感じ。本書でも述べられているが、常識に基づいて個別具体的に分析(ケネディはこういう性格で当時関わった組織はこんな風土で、長官はこんなで・・・云々)は情報コストが高すぎるし、定性的な解釈が難しいから、まずは1からやって、1で無理だとわかったから2に降りてきて・・・という話。尚、帯は煽りすぎ2016/05/07

あまたあるほし

1
ソ連の兵隊、偽装が下手すぎ。2022/02/13

Fumi Kawahara

1
NATOを日米安保に、西ベルリンをソウルに置き換えつつ、「米国さんにとっての”同盟”の価値」を推し量りつつ、オリンピックde融和♪という願望に沸く隣国のニュースを、思わず真顔で見る。すでにコトは朝鮮半島の南北問題ではなく、米国の安全保障問題になっていることを、信じがたいことにここまできてもまだ理解していないように見えるんですよね。まかり間違って南北融和後に統一して南北問題が解消したとしても、米国に届くかもしれない核は依然として半島に残るわけで、君達、米国を敵に回す覚悟はいいか?ってゆー・・・2018/01/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10654967
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。