スノーデンファイル―地球上で最も追われている男の真実

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スノーデンファイル―地球上で最も追われている男の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822250218
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0034

出版社内容情報

世界最強の情報組織NSA(米国国家安全保障局)の職員エドワード・スノーデンが引き起こした「世紀の情報漏洩」の一部始終。

衝撃的なノンフィクション作品だ。「事実は小説より奇なり」ということわざが、そのままあてはまる。同時に、人間を描いた作品としても優れている。
              ──佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)

全世界のメール、SNS、通話は米国NSA(国家安全保障局)の監視下にあった──。
エドワード・スノーデンは、歴史上類を見ない内部告発者である。世界最強ともいえる情報組織NSA(米国国家安全保障局)のトップシークレットを大量に持ち出し、メディアを通じて世間に公表した。
スノーデンが情報リーク先に選んだ『ガーディアン』紙が、本書でその一部始終を明らかにする。スノーデンが明らかにした衝撃の事実の数々と、リーク情報の公表を阻むためにさまざまな圧力をかける米英の政府・情報機関とメディアとの凄まじい攻防も読みどころ。
スノーデンから得た情報をもとにした米国政府の情報収集に関する報道で、『ガーディアン』は『ワシントン・ポスト』とともに、2014年のピュリッツァー賞(公益部門)を獲得した。

プロローグ ランデブー
第1章 TheTrueHOOHA(ザ・トゥルー・フーハ)
第2章 市民的不服従
第3章 情報提供者
第4章 パズル・パレス
第5章 男との対面
第6章 スクープ!
第7章 世界一のお尋ね者
第8章 際限なき情報収集
第9章 もう十分楽しんだだろう
第10章 邪悪たるべからず
第11章 脱出
第12章 デア・シットストーム
第13章 「押し入れ」からの報道
第14章 お門違いのバッシング
エピローグ 故国を追われて

【著者紹介】
英ガーディアン紙特派員。1968年英国生まれ。オックスフォード大学卒。Sunday Correspondent紙、 the Evening Argus紙などを経て、1996年からガーディアン記者。2007年から2011年までロシア特派員。2011年『WikiLeaks: Inside Julian Assange's War on Secrecy』(共著)、『Mafia State』を執筆。

内容説明

全世界のメール、SNS、通話は、米国NSAの監視下にあった―スノーデンは衝撃の事実を次々と語った。米国政府の情報収集活動の実態を暴き、2014年のピュリッツァー賞に輝いた『ガーディアン』紙が描く舞台裏の攻防。

目次

TheTrueHOOHA(ザ・トゥルー・フーハ)
市民的不服従
情報提供者
パズル・パレス
男との対面
スクープ!
世界一のお尋ね者
際限なき情報収集
もう楽しんだだろう
邪悪たるべからず
脱出
デア・シットストーム!
「押し入れ」らかの報道
おかど違いのバッシング

著者等紹介

ハーディング,ルーク[ハーディング,ルーク] [Harding,Luke]
ジャーナリスト、作家、『ガーディアン』海外特派員。デリー、ベルリン、モスクワに勤務し、アフガニスタン、イラク、リビア、シリアの紛争も取材。2007年から2011年まで『ガーディアン』モスクワ支局長。冷戦後初となる国外追放処分をロシア政府から受けた。ノンフィクションの著書が3冊ある。The Liar:The Fall of Jonathan Aitken(オーウェル賞候補作)とWikiLeaks:Inside Julian Assange’s War on Secrecy(邦題『ウィキリークスアサンジの戦争』)は、いずれもデヴィッド・リーとの共著。妻のフィービー・タプリン(フリージャーナリスト)、2人の子どもとハートフォードシャーに住む

三木俊哉[ミキトシヤ]
1961年、兵庫県生まれ。京都大学法学部卒業。企業勤務をへて、主に産業翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

60
表題だけ見ると非常に扇情的な感じを受けますが、内容は冷静に分析されています。全世界のメール、SNS、通話はすべて米国政府の監視下にあるとの内部告発を行った人物が語ったことをうまくまとめています。時系列的に書かれているので読みやすい気がします。興味を持ったのはアメリカと英国での対応の違いが示されています。アメリカはやはり自由の国ですが、英国では法的に報道機関の自由を奪うことができるということです。2015/05/05

matfalcon

48
全世界のメール、SNS、通話は、NSA(米国家安全保障局)の監視下にあった-。世界最強ともいえる情報組織のトップシークレットを世間に公表したスノーデン。その舞台裏の攻防を描く。2018/07/07

おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ

41
買い物に行ったら娘によく似た女の子がいた。小1くらいの女の子はみんな娘に見えてしまうのが日常なのだが、近くには息子に似た男の子もいた。その近くに、元奥さんに似た人がいた。産まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしていた。そこからはよく覚えていない。神様は試練を与えるのが好きなようで、何かひとつを乗り越えると休むことなく難問をぶちこんで打ちのめす。かろうじて重ねた積み木を足蹴にする。だったらなぜあの時死なせてくれなかったのだろう。もう薬は飲まないが、だから余計に辛い。またレビューと関係ないことを書いてごめんなさい。2018/01/31

akira

21
図書館本。 これもまた目が離せないドキュメンタリだった。同時に考えさせられる内容。プライバシーが重視されると同時に監視社会化も進んでいるという矛盾か。歴史的にいえば有無も言わさず逮捕され、消されていった人間も多かったのだろう。今はまだ(おそらく)ないんだろうが脳内まで監視される時代もきてしまうのか? 報道、人々の声、ネット。なかなかに誰が本当のことを言っているのかがわかりにくい世の中だなと。悪意と善意は紙一重か。 「携帯電話は冷凍庫に入れておけ」2017/07/02

ヨクト

16
「事実は小説より奇なり」まさにそういった内容だった。米国政府が世界の通信を監視していたというオーウェルの描いた架空の世界の現実化。それをリークしたのが本作のスノーデンという謎の男であった。スパイ映画にあるようなスリリングな内容で、それが現実ということに驚かされ、そして怖くもある。「表現のすべてが記録される世界になど住みたくありません。」スノーデンの言葉がすべてを物語る。2015/08/08

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