内容説明
「トロ5つ、ハマチ5つ」スティーブの注文はいつも同じだ。ジョブズがほれ込み、毎週通い続けた和食店、その店主の“ハングリー”な生き方、誰も知らないジョブズの素顔。
目次
第1章 さようならスティーブ、さよなら桂月
第2章 シリコンバレーで旨い寿司を食わせよう!
第3章 「自分でやる」のがスティーブ流
第4章 「天才」の素顔
第5章 妙なヤツラがやってきた
第6章 桂月は景気のバロメーター
第7章 会席料理へのチャレンジ
第8章 スティーブからの誘い
第9章 26年続けられた理由
著者等紹介
外村仁[ホカムラヒトシ]
戦略コンサルティング会社のベイン・アンド・カンパニーを経て、アップル社でマーケティングを担当。ジョン・スカリーからスティーブ・ジョブズまで5年間で4人のCEOに仕える。スイスIMDでMBAを取得後に米シリコンバレーで起業、ストリーミング技術の会社を立ち上げ、売却。現在はエバーノート日本法人会長のほか、ファーストコンパスグループ共同代表、スタートアップ数社のアドバイザーやOpen Network Labの起業家アドバイザーなども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
51
★★★★☆ タイトルは盛りすぎた感があるものの、内容は素晴らしかった。ジョブズの知られざる一面を知ることがでただけではなく、アメリカに渡り寿司・会席料理店を営んだ料理人の謙虚ながらも「シンク・ディファレント」な生き様にとても共感した。ジョブズがここまで日本食を好んでいたこと、赤坂青野の饅頭が大好きだったこと、表にでることのない夫や父親としての一面を知れて良かった。リラックスしたジョブズをみて「世間の期待が大きい、スティーブ・ジョブズでいるのも大変だと思った」と著者が振り返った言葉がとても印象深かった。2022/07/14
James Hayashi
32
同じシリコンバレーに住む人間なので、スティーブも俊さんとも面識があるが、知らない一面を見せてもらった。こちらの大企業のトップのほとんどがプライベートシェフを雇っているので、俊さんが「ジョブズの料理人」を名乗るのに違和感がある(多分出版社が付けたもの)。しかし内容は面白かった。街では有名店で通っていたが、意外と経営では苦労していたようだ。まあ、レント(家賃)の高さにこの年末にBenihanaも店じまい。普通の街でない。2019/10/02
yuzuriha satoshi
26
スティーブ・ジョブズとの交遊録ではないのです 和食職人がカウンター越しに見たシリコンバレーの点景 AppleはもちろんGoogleの創始者などなどIT界の今では大御所が若造で登場してくるのが楽しい2014/07/11
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
18
▼日本で料理の修行をしたのち渡米、’85年から26年に渡りシリコンバレーで寿司・懐石料理店を営んだ佐久間氏夫妻のドキュメントだ。▼佐久間氏の店に通い続けたアップルのスティーブ・ジョブズ氏とのやり取りなどのエピソードが紹介されている。▼インターネットが普及し始めた90年代以降、多くのIT起業家が佐久間氏の店に現れた。その誰もが強烈な個性の持ち主であるということがわかる。▼彼らの独特の物の考え方や生き方から学ぶことが多い。そして、佐久間氏自身も起業家だ。起業家の生き様について関心がある人にもおすすめしたい。2022/05/09
ヨータン
17
タイトルを見て想像した内容とはちょっと違っていました。もう少しジョブズ氏について知りたかったかな。でもシリコンバレーで店を出したいと思っている人はたくさんのヒントを得られると思います。2015/11/08