90歳ヒアリングのすすめ―日本人が大切にしたい暮らしの知恵をシェアしよう

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822248987
  • NDC分類 590
  • Cコード C0095

内容説明

いま90歳の人は、戦前に成人し、エネルギー消費量が現在の半分だった。1960年に40歳になり、一家の大黒柱として生計を立てていた。その話に登場するさまざまな知恵は、自然と共生するために合理的なものばかり。「ちょうどよい暮らし」のヒントがここにあります。

目次

第1章 話す人も、聞く人も、幸せになる
第2章 90歳の知恵は日本の至宝だ
第3章 自然のリズムに合わせる暮らし
第4章 知恵をたくわえる住まい
第5章 分かち合いでつながる地域生活
第6章 人々が求める暮らしのかたち
第7章 小さなたくさんのエピソード

著者等紹介

古川柳蔵[フルカワリュウゾウ]
1972年、東京生まれ。博士(学術)。東北大学大学院環境科学研究科准教授。専門は環境イノベーション。東京大学大学院工学系研究科修了後、民間シンクタンクを経て、2005年に東京大学大学院にて博士号取得。2005年に現職。環境イノベーションプロセス研究、ライフスタイル・デザイン、ネイチャー・テクノロジー創出手法、ソリューション創出手法の研究を行っている。NPO法人サステナブル・ソリューションズ理事

佐藤哲[サトウサトシ]
1970年、宮城県生まれ。積水ハウス勤務。東北大学大学院環境科学研究科高度環境政策技術マネジメント人材養成ユニット(SEMSaT)3期生/2009年卒、修士(環境科学)。同大学認定環境プログラムオフィサー。NPO法人サステナブル・ソリューションズ事務局担当。各種プロジェクトデザインの企画・制作をはじめ、「90歳ヒアリング」プロジェクトに関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ありんこ

5
年を重ねていくと、花や木などの周りの自然、四季の移り変わりを大事に感じるようになりました。働きずめの日本人はもう少しゆったりと時間を過ごすようになるといいのに…と思います。将来いろいろなものをシェアしたり、エネルギーを大切にしたりする日本になっていくといいなあと思いました。2014/04/20

プラナリア

4
低酸素社会、エコ、節電。昔の人達はそんな言葉とは無縁だったけど、今よりぐっと少ないエネルギーで生きていたはず。お母さんは、何でも作れたというコメントが頼もしい。その知恵が後の世に伝わらないのがもったいない。少なくとも私は知って実践してみたい。私の家にはテレビもエアコンも置かないけどいろんな知恵でこの夏をいなし、春夏秋冬ちょっと不便でいっぱい楽しい日々を送ってみよう。2013/08/12

まりかず

3
暮らしの知恵に限らずお年寄りの生の声は貴重だ。もっとお年寄りを敬い話を聞けるような世の中になればいいのに。さみしい人が多過ぎてせつない。2012/08/26

hatagi59

2
シェアに関しての昔の知恵については、現代のシェアリングエコノミーに活用できる点があるのだろうな。2016/01/22

yu01

2
90歳の人はエネルギー消費が小さい時代を経験している、だから知恵を聞こうという本。東北大学の環境科学研究科の人たち著。柳田國男云々かんぬん!をすっ飛ばしており、ただただ聞いている。悪く言えば発想が理系。よく言えば問題意識がクリア。シンプル極まりないけど、こういう本を見たことがない(たぶん勉強不足…)。清々しい。2014/05/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4655141
  • ご注意事項

最近チェックした商品