フレーミング―「自分の経済学」で幸福を切りとる

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822248642
  • NDC分類 331
  • Cコード C0034

出版社内容情報

私は「自分でつくる組み合わせ」が大好きだ。 人は、バイアスがあるからこそ、自分にとって価値ある情報を選べる。これが「フレーミング」。情報の小さなピースを上手に集めて、頭の中に「自分だけの経済」をつくれば、複雑きわまりない世の中を、楽しく生きていける。 シャーロック・ホームズも、グレン・グールドも、アダム・スミスも、ウォーレン・バフェットも「フレーミング」の達人だった!? 世界を人間にとって現実的で、はっきり見定められるものにするために、人は情報食(インフォボア)になった。情報の整理や操作は、便利で楽しく、緊張と安らぎを交互にもたらしてくれる作業であり、また哲学的な深淵を探る助けにもなる。われわれが足を踏み入れつつある世界では、情報の収集や整理が、奇妙なまでの、おそろしく極端な状況にすでに達しているが、それは(たいていは)良いことである。それは人生でも最高の見返りを数多くもたらす道、自分だけの経済を剏造し、自分のための学習や娯楽を自在にコントロールするための道なのだ。 [本書より]


目次

序文 第1章 風変わりな思考の未来
第2章 知られざる創造力
第3章 現代文化は、その輝かしい面でなぜ結婚に似ているのか 第4章 インスタント・メッセンジャー、携帯電話、フェイスブック
第5章 救済者としての仏陀とシャーマンとしての教授
第6章 「物語」の新しい経済
第7章 ヒーロー
第8章 美は思いがけないもの
第9章 自閉症者の政治学
第10章 世界はどこへ向かうのか

目次

第1章 風変わりな思考の未来
第2章 知られざる創造力
第3章 現代文化は、その輝かしい面でなぜ結婚に似ているのか
第4章 インスタント・メッセンジャー、携帯電話、フェイスブック
第5章 救済者としての仏陀とシャーマンとしての教授
第6章 「物語」の新しい経済
第7章 ヒーロー
第8章 美は思いがけないもの
第9章 自閉症者の政治学
第10章 世界はどこへ向かうのか

著者等紹介

コーエン,タイラー[コーエン,タイラー][Cowen,Tyler]
米国ジョージ・メイソン大学の経済学教授。1962年生まれ。ハーバード大学にて博士号を取得(指導教官は2005年にノーベル経済学賞を受賞したトーマス・シェリング)。著者が運営する「Marginal Revolution」は、金融危機からエスニック料理まで幅広い話題を扱う経済学ブログとして世界的に人気を博している。ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストなどにもたびたび寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

EnJoeToh

6
こんな妙な人だとは知らなかった。他のも読む。2013/10/24

nizimasu

2
フレーミングというのは、自己で自分の情報を取捨選択していくスタイルのこと。インターネットの発達で膨大な情報を、興味のある部分に焦点を絞ってさばいていくことで、これまでとは違う新しい人間像を描く。その人間像にはある種の自閉症的な人間像にある。ちょっと強引な気もするが、仏教のモノや情報をシャットダウンしてシンプル化するスタンスと対照的に紹介していて面白い。タイトルとはかなりイメージが違うけど…2011/11/15

yunomu

2
いまいち何が言いたいのかよくわからない本であった。世の中には情報が溢れ、技術進化により情報にアクセスし易くなった結果、より自分をハッピーに出来る情報を得、そしてそれらによる自分なりの楽しみ方を見つければより幸せになれる、と言いたいらしいが、いまいち具体的なイメージで伝わって来なかった。2011/08/23

takao

0
うーん2016/08/28

sakugetu

0
自閉症というネガティブに語られやすいものを、現在の過剰な情報処理が必要な時代には、逆に有利に働くこと、また、現代の時代に向かうにつれて、自閉的な能力を必要としていることを指摘していた。まあ、脳の容量はそんなに個々の人に差がないわけで、それがどのような偏りになっているのかが鍵で、今の時代には自分のフレームを把握して、うまく外部記憶を利用しながら整理していけば良いという示唆なのだろうと理解した。2012/04/11

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