内容説明
「ゼロ」から「イチ」を生み出す人材を目指せ!「やりがい」のある仕事に満足してはならない。それは、与えられた「やりがい」だからだ。人は、自分が「成果を出せていない」と感じる“スランプ”の時のみ成長できる。
目次
第1章 成長したいなら、空気なんて読むな
第2章 会社で摩擦を恐れるな
第3章 仕事で頭ひとつ抜け出すには
第4章 プロなら逃げるな
第5章 周りのせいにするのはやめよう
第6章 あえて言う。経営者は楽しい
著者等紹介
牧野正幸[マキノマサユキ]
株式会社ワークスアプリケーションズ代表取締役CEO。大手建設会社、ITコンサルタントを経て、国産No.1のERPパッケージベンダーとなる同社を、現COO阿部孝司、現CTO石川芳郎とともに1996年に設立。創業5年でJASDAQ上場。イノベーションの源泉として優秀な人材の採用に注力し、「後輩にオススメしたいインターンシップランキング」4年連続1位(ジョブウェブ調べ)の問題解決能力発掘インターンシップなど、独自の採用プログラムを実施。2010年「働きがいのある会社」調査では第1位に選出され、3年連続ベスト25にランクイン。学生からも「理想の経営者No.1」に選ばれるなど幅広い支持を集めている。1963年、神戸市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書ニスタ
24
相当の自信家。 こんな上から目線のオラオラ文書は、中々出会えない。過去、記憶にない。読み進めるのは、まさに茨の道。 ともかくも、プロになれってことだけ、伝わった。乙。2019/02/03
みんと
7
ご存知、「働きがいのある会社」調査No1のワークスアプリケーションズの牧野正幸氏の著書。 飽きさせないユニークな文章の中、抑えておきたい要所はビチっと伝わってくる。 多忙な日々の中で、考える時間を多く持つ人が成功するのだ。 誰も思いつかないようなことを偶然思いつくなんて、奇跡に近く、それをチャンスと捉え待ち続けているのはナンセンスなのである。 摩擦や人とのコミュニケーションを恐れていたのでは成長はないことを痛感。 裏切りに傷つかないために、他人の感情は変化するものと認識しておくことが必要。2010/10/28
Hiroki Nishizumi
4
刺激的な表題だが、割と普通の人生訓。末尾の「なにか質問がある方はぜひメールなどいただきたい。できるだけ返すように努力いたします。」というテキトーな文は気に入ったw2013/10/09
実穂
3
牧野氏に関しては今年の2月の日経ビジネスでGreat Place to Workに選ばれた会社の社長さんという認識と、その文章から「あくの強いおっさんやな」という印象があった。どのようにして「働きがい」のある会社をつくったのかという興味と、この書籍のタイトルの「働きがいなんて求めるな」という矛盾へのなぞを解くために読んだ。独特の語り口調は好き嫌いがあるかもしれない。私には経営者としての牧野氏が、これまで成長一辺倒の日本の企業とは一線を画して、これからの企業の在り方や働き方への提言の数々にうなずける点が多い2010/12/15
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
2
現在、筆者が経営する会社で地獄と評判の研修を受けていて、何か参考になる点がないのかと思い、本書を手にした。 感想として2点。 まず、ロジカルシンキングとクリエイティブシンキングのトレードオフの関係を的確に表現しているなと感じた。 研修を受けるなかで、自分もロジカルシンキングを無意識にしてしまうので、自ら意識して考え方を矯正する必要があり、公教育の弊害を実感している。 次に、牧野さんは嘘をつかないということが分かった。創業当時から、現在まで主張していることに嘘偽りがないということを本書で再認識した。2017/06/28