子育ての経済学―ビジネススクールの講義でいちばん受けた話

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822248192
  • NDC分類 599
  • Cコード C0034

内容説明

ある日、僕たちに最初の子供ができた。それ以降、わが家の日常生活は、経済学のマネジメントの問題となったのだ。テーマは「寝かせる」「食べさせる」「トイレをさせる」等々である。ハーバードでも教えるパパを悩ませた育児のジレンマ。その経済学的な意味は―。

目次

第1部 その発端
第2部 基本の基本
第3部 品質管理
第4部 厄介ごと
第5部 お楽しみ
第6部 お勉強
第7部 長期目標

著者等紹介

ガンズ,ジョシュア[ガンズ,ジョシュア][Gans,Joshua]
メルボルン大学経営大学院教授。2009年12月よりハーバード大学の客員教授も務める。2007年、Australia’s Young Economics award受賞。経済学の教科書を複数執筆している。3児の父

松田和也[マツダカズヤ]
翻訳家

吉本佳生[ヨシモトヨシオ]
エコノミスト・著述家。専門は金融経済論、生活経済学、国際金融論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jackbdc

10
異色の子育てエッセイ。子育ての経済効果を謳う本ではなく、子育てに奮闘する生活をユーモアを交えて経済学的な要素を面白おかしく表現する本。子供(新生児から小学生くらいまで)を保護者である著者の交渉相手と見立てる。昨今、行動経済学が全盛だがそれに対するアンチテーゼだという。確かに子供の行動は大人と違って経済合理的であるという主張には同意する。ビジネススクールで経済学を教える中で受けたというが、子育て経験の有無を問わず、瞼の奥で可愛い子供の様子や保護者の困惑するも愛情深い様子が浮かぶので微笑ましく思うだろう。2021/11/29

nutts

5
子育て期間といえば、経済学的には欲求を抑えなければいけない“効用がマイナスとなる期間”と捉えられがちなところ、正統な経済学から行動経済学の理論を総動員し、数値化できない親子愛なんてものはクールに排除して、純粋合理的な経済学的観点から子育てに取り組んでみたところ・・・こんなにも、愛に溢れ徹底的にまじめなアプローチになりました、というなんとも微笑ましいエッセイ。こういった話になるのも、経世済民の心に血が通っているからこそと、ますます微笑ましい。2011/10/10

プリュス

2
《リード》子育てが、経済学の考え方を学び、そのセンスを磨くのにピッタリの機会であることを学べる本。《コメント》トイレエピソードが面白かった。2016/05/18

かりん

1
3:《子どもは大人よりも経済合理的に動く!?》『ヤバい経済学』的なタッチで、軽快。クスッと笑いながら読めました。親が子にインセンティブを与える(ご褒美で釣ってみる)→子どもが利益を最大化する行動を取る(多くご褒美もらうために、ずっとトイレに座ってるとか。一度で済むのに2回に分けるとか。笑)。愛情をすなわち手間と考える人には許せないかもしれませんが、子どもに対して経済学視点を取り入れるとちょっと楽になるかも。単純に子どもの反応が面白いです。実際に子どもがいると、違う読み方ができるかもしれませんが。2014/03/25

りい

1
子育てって本当に面白い!それを改めて思い出させてくれた本です。2012/12/05

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