内容説明
日韓併合の年に生まれた波乱の人生に、韓国近現代史の歩みが見える。サムスンの世界的飛躍の原点。
目次
第1章 運命は自己にあり―幸運を掴むのは力
第2章 経営にみる哲学―人材第一、合理追求、事業報国
第3章 千辛万苦―乗り切って人格磨く
第4章 批判の本質―理由なき蹂躙に翻弄される
第5章 人間・李秉〓(イビョンチョル)の魅力
第6章 エピソードと語録にみる李健煕の経営
第7章 日韓新聞への寄稿
著者等紹介
山崎勝彦[ヤマザキカツヒコ]
1959年、早稲田大学政経学部卒業後、日本経済新聞入社。ソウル特派員、東京本社社会部長、同編集局次長、同総務を経て、取締役大阪本社編集局長。その後、日経映像社長、会長を務め、現在、株式会社エル・ビー・エス取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デンスケ
0
サムソンの創業物語、国のためを思いいビュンチョルがオープンな部分(日本やドイツの技術を柔軟に取り入れる)もありつつ自国の発展のため国内で取り組むことは取り組む部分もあり、その分け方が功名だと感じた2016/03/08
yearning for peace
0
サムスン創業者のイ・ビョンチョル。韓国激動の歴史が彼の人生に追い風よりも常に逆風の嵐が巻き起こり、ことごとく翻弄される。千辛万苦の軌跡の中でも、常に「事業報国」を胸に、果敢に挑戦する姿には、畏敬の念を覚えずにはいられない。「人材第一」という彼の信条は正鵠を得ており、卒業証書を手にしたことがない彼がバブソン大学やボストン大学から賞や名誉博士号を授与されるエピソードには、万感の思いが打ち寄せてきます。2010/05/15