出版社内容情報
この分野の研究者と実務家の第一人者によるイスラム金融の歴史と現状を解説した標準的なテキスト。類書に比べ、圧倒的に詳しい。
内容説明
利子を否定するイスラム金融、その成長の秘密を探る。無視できない規模に拡大したイスラム金融の現状と可能性を実務家と研究者の第一人者が分析した決定版。
目次
第1章 イスラム金融の歴史
第2章 世界各地に広がるイスラム金融
第3章 イスラム金融取引の基本概念
第4章 イスラム資本市場
第5章 イスラム金融の近現代
第6章 イスラム金融における利子の禁止
第7章 イスラム金融の健全性とシャリア・ガバナンス
第8章 日本におけるイスラム金融の可能性
著者等紹介
北村歳治[キタムラトシハル]
1943年生まれ。東京大学経済学部、オックスフォード大学大学院卒。大蔵省(現・財務省)に入り、IMFエコノミストなどを歴任。1999年から早稲田大学大学院教授。ウズベキスタン等の市場移行国支援、東アジア経済、イスラム金融の調査に従事。2007年から国際監査基準に係る国際公益監視委員会国際委員
吉田悦章[ヨシダエツアキ]
1971年生まれ。ハーバード大学留学を経て一橋大学商学部卒。95年日本銀行入行、国際局、金融市場局、調査統計局等で国際金融市場分析や経済調査に従事。07年に日銀退職後、国際協力銀行でイスラム金融等を担当。08年より早稲田大学客員准教授を兼任。同大大学院ファイナンス研究科でイスラム金融を講義。日本金融学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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